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2020年7月の記事一覧
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My Favorite Music 「世良公則 "HEART IS GOLD "」
テレ朝系で1987年の秋から1988年の春まで毎週水曜日の21時から放送された「ベイシティコップ」は、藤竜也と世良公則という男くさ~い共演が話題を呼んだ刑事アクションドラマである。 劇中、藤竜也演じる小池警部補が着ているMA1、憧れた。 MA1の裏面(エマージェンシーカラー)の背面に ' HONMOKU GANG ' のロゴ刺繍、超カッチョよかった。 ガンアクションにこだわったこの作品、ガン・アドバイザーはBIGSHOTの納富貴久男が担当している。 エンディングに流れる世良公則 の' HEART IS GOLD ' がまたいいんだ、これが。
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My Favorite Music 「BOY TOWN GANG "Can't Take My Eyes Off You"」
80年代後半から90年代初頭、エアロビクスのBGMの定番となったのがボーイズ・タウン・ギャング (Boys Town Gang) の「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」である。 実はこの曲、フォーシーズンズのフランキー・ヴァリがソロ曲として1967年4月にリリースしたもので、その後数多くのアーチストにカバーされている神曲である。 ボーイズ・タウン・ギャング (Boys Town Gang) の「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」は、実がウエストコーストのゲイカルチャーをターゲットにリリースされた。
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My Favorite Music 「David Bowie "Labyrinth - Underground"」
月号は忘れたが1986年の月刊PLAY BOYの誌に映画「ラビリンス 魔王の迷宮」の紹介記事が掲載されていた。 その記事には劇中で魔王ジャレスを演じたグラムロックのスーパースター、デヴィッド・ボウイの写真が掲載され、キャプション(写真説明)にはこう記してあった。 「 " ムッシュかまやつ " ではありません」。 当時の月プレ編集者の並みはずれたセンスと才能に脱帽である。 編集者たる者、かくありたい。 デビッド・ボウイが歌うラビリンスのテーマ曲「Underground」を聴くたびに、往年の名キャプションを思い出す。
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My Favorite Music「Pet Shop Boys " GO WEST "」
モスクワ " 赤の広場 " で聴くPet Shop Boys の " GO WEST " は感無量である。 思い起こせば、生まれて初めてヨーロッパに行ったのは1979年、大学生の時の冬休みのことだった。アエロフロートのイリューシンに乗ってモスクワ経由パリ。 当時は冷戦真っ只中からややデタント(緊張緩和)の時代。西側の民間航空会社が北回りでシベリア上空を通過するためには、モスクワでの給油が義務付けられていた。そのため、乗客は強制トランジットを余儀なくされた。 これは、ソビエト連邦の外貨獲得施策であると同時に、KGBの情報収集のためでもあった。降機する乗客は管制塔近くの空港ビルの一室からKGBの職員が望遠レンズで全員の写真を撮影しており、犯罪者とスパイの照合資料を作成するためのベースとされていた。 モスクワに着陸してタラップを下り凍てつく空港に降り立つと、AK47で武装したソビエト兵がずらりと取り囲み、一人ひとり乗客をチェックしていていた。それが済むと、護送車みたいなバス(トラック?)に乗せられて、モスクワ市内のホテルに直行。もちろん、ホテルではパスポートを提出させられ、KGBの管理下に・・・。当然外出は一切禁止。もし規則を破って抜け出せば、逮捕か最悪の場合はその場で銃殺と宿泊ガイダンスに書いてあった。 真冬に給湯器がぶっ壊れ、お湯がでないホテルがなんと一泊素泊まりで1万円。文字通りボッタクリである。寒さに震えながら冷水のシャワーを浴び、「滝に打たれる修行僧か!」と一人突っ込みを入れていたのを懐かしく思い出す。 まさに、その後、ソビエト連邦共和国が崩壊し、ベルリンの壁が崩れ去るなどと、その時誰が想像したろう? 世の中、そんなもんである。 ハラショー! ペレストロイカ、グラスノスチ!! 第三の雪解け万歳!