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My Favorite Music

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70年代・80年代のリズム&ブルースとディスコ&ソウルミュージックをメインに、悪食音楽ファンの鳴海邦彦がノンジャンルで選んだ懐かしのヒットナンバー集。
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2020年6月の記事一覧

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My Favorite Music「沢田研二 " 酒場でDABADA "」

ギンギラの男である。真の歌舞伎者である。 これほど、キザでギラギラが似合う男が他にいようか。 凄まじいばかりの色気、そして醸し出すデカダンスなムード。 今は亡き天才作詞家・阿久悠が紡ぎだす意味深長なレトリックがたまらない。 人生は墓場と酒場の二幕芝居、まさに。

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My Favorite Music 「バリー・ホワイト&ラブ・アンリミテッド " 愛のテーマ "」

バリー・ホワイトの " 愛のテーマ " を聴くと思い出すのが、日本テレビ土曜日夜10時からのお楽しみ、そう「ウィークエンダー」である。 エッチな事件の再現フィルムで紹介するコーナーが楽しみで毎週ワクワクドキドキ。当時は親に隠れて見るのに苦労しました。 今や押しも押されぬ大御所女優の泉ピン子女史もこの番組でメジャーになったんですよ。 話はそれたが、愛のテーマ、この曲聴くと、飛行機とスッチーを連想してしまう。キャセイパシフィック航空がCMで使っていたためだ。 刷り込み(洗脳)は恐ろしい。

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My Favorite Music 「Blondie " Call Me"」

1980年公開の映画「アメリカン・ジゴロ」の主題曲 " Call Me " である。 この曲はブロンディのヴォーカリストであるデボラ・ハリーと、ミュンヘン・サウンドの雄として名高いジョルジョ・モロダーのコラボレーションにより誕生した。 当時、リチャード・ギアのカッコ良さに憧れ、映画でやっていた逆さ吊りでウェイトトレーニングしたり、意味もなく香水買い集めたり、鏡の前で笑顔の練習したり。 バイトで稼いだお金を握りしめ、馬喰町のサカゼンでジョルジョ・アルマーニのスーツを初めて購入したのもこの頃のことだった。

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My Favorite Music「山口百恵 " I CAME FROM 横須賀"」

山口百恵は菩薩である。 " I CAME FROM 横須賀 " は、横須賀出身の彼女だからこそ歌える ' 神曲 ' である。 安くて快適な京浜急行万歳!  大学一年生の時、女優の ' 竹下景子 ' に似た女性に恋をした。 彼女は一浪だったので一つ年上。 諺に曰く「一つ年上のかみさんは金の草鞋履いてでも探せ」。 彼女は京浜急行・汐入から通学していた横須賀娘だった。 初デートは横浜。 テレビドラマ「大追跡」で藤竜也演じる水原刑事にかぶれまくっていた自分のいでたちは、ボトムはリーバイスの白のストレートジーンズ、トップはB.V.D.の白のTシャツにバラクーダの深紅のスィングトップを羽織り、足元はブラウンのショートウェスタンブーツでキメテいた。もちろんレイバン「アウトドアーズマン」のサングラスを忘れない。 中華街、元町、港の見える丘公園、そして本牧を徘徊し、Rout16を南へ下り横須賀へ。 キャメルの甘ったるい香りとウガビン・ムスクの芳醇な香りが心地よく吹き抜ける潮風に混ざりあったあの瞬間、今でも忘れない甘い思い出。

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My Favorite Music 「不思議ソング」

疲れていると必ず頭の中でループするのがこの曲。 宇宙刑事シャイダーの宿敵である不思議界フーマの殿堂で流れる摩訶不思議な曲、その名も「不思議ソング」。 本当に頭がウニウニになる。悩だ時には " 不思議ソング "。

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My Favorite Music 「FALCO "Rock Me Amadeus"」

" ヴィエナ(ウィーン)の伊達男 " こと、オーストリアが世界に誇るミュージシャン・FALCOが、ドミニカ共和国で交通事故により急逝してから早くも22年の歳月が流れた。 英語圏以外の国のアーチストとして初の全米No.1の座に輝くという快挙を成し遂げたFALCOは、フェラーリ、ポルシェなど複数のスポーツカーを所有し、自らもドライバーとしてオーストリアの国内ラリー選手権に参戦する筋金入りの走り屋としても名を馳せた。 まさに「ハプスブルクの放蕩息子」と呼ぶにふさわしい粋な男だった。

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My Favorite Music 「The Doobie Brothers ” What A Fool Believes”」

70年代、「ぴあ」とその人気を二分した東京ローカルのカルチャー情報誌があった。その名は「シティロード」。 70年代末期、そのシティロードとのコラボレーションから生まれたカフェバーが東京渋谷の公園通りにあった。 シティーロードの店内にはDJブース(当時、FM東京とのコラボで生番組を放送していた)が設置され、客席に置かれたリクエスト用紙にリクエスト曲を書いて店員に渡すとメッセージと共に曲を流してくれた。 1978年の夏、冷房の効い店内で、当時大ヒットを飛ばしていたドゥービー・ブラザーズの「What a Fool Believes」を聞きながら飲むアイスミルクティーは格別だった。

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My Favorite Music 「寺尾聰 ” ルビーの指環 "」

この曲が大ヒットしたのは1981年。今では見る影もないが、当時は寺尾聡にそっくりだった 本人も意識して、レイバンのサングラスにリーバイスのストレート、そしてバラクーダのスゥイングトップ。ヘアスタイルも寺尾カット。 新宿・紀伊国屋前で待ち合わせいるとサインをせがまれ、真鶴道路沿いの磯料理の店「はまゆう」では店員さんたちが大騒ぎ、そして極めつけは、「西部警察」のロケ現場でギャラリーしてたら助監督に「寺尾さん、出番待機です」と声をかけられた。 痩せてたな~当時は。体重は53kg、26インチのジーパンが丈直し無しでOKだったし。

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My Favorite Music 「日本ブレイク工業 社歌」

まるでロボット大戦物のテーマかと思えるほどパンチの効いたこの曲は、解体業を生業とする’日本ブレイク工業 ' の社歌である。 2003年、タモリ倶楽部で紹介されるやテレ朝に問い合わせが殺到し、電話がパンク状態となる異常事態となった。 この好評を受けてリリースされたシングルCDは、企画物としては異例の大ヒットとなり、全国のCDショップで売り切れ店が続出した。 かく言う鳴海も、銀座の山野で予約で購入した。 今聴いても新しい。自らの仕事に誇りと自信を持って雄々しく歌いあげるこの曲こそ、自信を喪失し迷走するすべての日本人への熱い応援歌なのではなかろうか。

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My Favorite Music「John Robinson ” TOKYO GO "

バブル絶頂期の思い出と言えば、夜な夜な通いつめたジュリアナ東京 そしてジュリアナと言えばこの曲! 看板DJジョン・ロビンソンの "TOKYO GO" この曲を聴くとジュリ扇片手に超ボディコンの女子達が乱舞する「お立ち台」の風景を思い出す。 その熱気、その興奮、経験者でなければ理解できない異様な一体感とグルーブ感! 芝浦の夜は熱く燃え、ああ、懐かしの東京ゲッターズ。

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My Favorite Music 「南佳孝 スローなブギにしてくれ(I want you)」

1981年公開の角川映画「スローなブギにしてくれ」の主題歌である。  映画と同時に大ヒットとなったこの曲により、それまで一部のファンしか知らなかった南佳孝の名前は日本全国の音楽ファンの知るところとなった。  「スローなブギにしてくれ」は、片岡義男の同名小説の映画化で、浅野温子の実質的なデビュー作である。  奔放な女の子と中年のオヤジ、そして若い青年の3人が織りなす奇妙な恋愛模様を描いたこの作品では、浅野温子のコケテッシュで小悪魔的な魅力が全編に漲っている。  当時、片岡義男の小説を夢中で読み漁っていた。片岡の描くカッコよくスマート、でも熱い、そんなスタイリッシュな男女の恋愛に憧れていた。  片岡義男がメインパーソナリティを務めるFM東京の深夜番組「きまぐれ飛行船」(毎週月曜の午前1時~3時)も毎週欠かさず聴いていた。  ポパイやホットドッグプレスが創刊される遥か以前から、片岡義男はサブカルチャーのカリスマ・伝道師的とも言える存在だった。

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My Favorite Music「Curtis Mayfield " Super Fly "」

1972年に製作された映画「Super Fly(スーパーフライ)」のテーマ曲である。  劇中にも本人役で出演しているカーティス・メイフィールドの粘っこくソウルフルなハイトーンボイスがしびれる。  この映画、監督のゴードン・パークスJr(かの名作SHAFT=黒いジャガーの名匠ゴードン・パークスの息子)を筆頭に、オール黒人スタッフにより製作されたそのBlaxploitation Movie(ブラックスプロイテーション映画=黒人を主人公にした黒人向け映画)であり、全編が当時全米No.1の犯罪多発地帯であるニューヨークのハーレム地区で撮影された。  偉大なるソウル・R&Bシンガーであるカーティス・メイフィールドは1999年12月26日にこの世を去った。R.I.P.

My Favorite Music 「80年代後半、世界に吹き荒れた空前のランバダブーム   Kaoma "Lambada "」

 ブラジル人男性は女性のどの部分をまず真っ先に見るか?  正解は「お尻」である。  情熱の大地ブラジルでは美尻こそ美人の証。いかに顔立ちが整っていようとも、いかにスタイルが抜群でも、お尻が魅力的でなければ美人の称号は得られない。  ブラジル人男性は女性のお尻に対してそれほどまでに熱き思いを持っているのである。  わかる、凄くよくわかる。  実は自分も熱狂的なお尻フェチである。  太股、ふくらはぎ(特に筋肉系)も大好物だが、やはりお尻が一番、電話は2番。  そこで

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My Favorite Music「Sylvers " HOTLINE "(二人のホットライン)」

Sylvers(シルバーズ)は9人兄妹のファンクグループである。 1975年に全米No.1となった " Boogie Fever(ブギー・フィーヴァー)" に続き "コットン・キャンディ " の大ヒットで一躍スターダムに登りつめ全世界を席巻した。 " HOTLINE(二人のホットライン)"は彼らの3枚目のシングル。