ドリップ対決は検証の場
今年も8対7で勝利した。
石田意志雄とのドリップ対決にである。
奇しくも昨年と全く同じ票数で辛くも勝利。
危うくお店のカウンターを意志雄に乗っ取られるところだった。
11月14日はイシフェス。
イシフェスのなかの、ごくごく小さなイベントのひとつではあるものの、もはや11月14日は意志雄とお店を賭けたドリップ対決が定番化するのではないかと思っている。
今年の対決には「誰が淹れてもプロ並みのコーヒーができる」がコンセプトの「ディープドリッパー・プロ」を意志雄に使ってもらった。
その構造に興味を持って購入し、さまざまな淹れ方を試したり、濃度を計測したり、濃度計の示す数字だけでは測りきれない味わいの傾向も検証してみたりした。
現時点での僕の結論は、「まずく淹れるのが難しい」。
お湯がコーヒーの粉層をしっかりと通り抜けつつも、抽出時間はかなり速い。
ようは、コーヒーの良い成分はきちんと取り出した上で、コーヒーの良くない成分である雑味が出にくい構造になっている。
実際、年1回のドリップ対決以外でコーヒーをほとんど淹れない意志雄のコーヒーに15票中の7票が入った。
飲み比べに参加した人にしかわからないが、意志雄と僕のコーヒーの味わいの差は本当にわずか。
昨年は明らかな違いだったことを思うと、道具の性能を試すには実はこのドリップ対決が格好の機会かも知れない。
データを取りたいメーカーさんは11月14日の1ヶ月ぐらい前にご一報ください(笑)
写真は意志雄の18番「ナイアガラの滝」
※非常に粉が飛び散るのでオススメしません。
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