花見と和菓子とコーヒーと
梅や桜を見ていると、和菓子とコーヒーが欲しくなる。
近所の梅林公園の梅がなかなかの見頃だったので、水筒に入れたコーヒーと前日に購入した桜餅を持って出かけた。
ちょっと肌寒いのと、今年は花粉に苦しめられていることも合ってあまり長居はできなかったけど、贅沢な時間になった。
常々、花見と和菓子とコーヒーをセットで楽しみたくなる原因を考えていたけど、なんとなくこれかな？というものがあった。
和菓子もコーヒーも、手軽に楽しめるから。
そして、どちらもゆっくり楽しめるから。
甘いもの（和菓子）と苦いもの（コーヒー）という点は多くの人が共感できるはず。
実際、和菓子とコーヒーは味としてのバランスが取れている。
まだ試したことのない人にはぜひお勧めしたい組み合わせ。
梅や桜を見ながらというのは、ようするに屋外。
屋外で食べたり飲んだりするものは、できるだけ手軽なものにしたいと思うのは僕だけではないはず。
和菓子の多くは1人前ずつだし、手に持って食べられるものが多い。
さらに、数口で食べられるサイズであるものの、ひと口ずつをゆっくり味わうことができる。
これがイチゴショートやシュークリームでは食べるのに一手間かかるし、それ自体に夢中になりやすい。
花より団子だ。(団子は和菓子だけども)
景色を楽しみながら、という点でも手軽さがあるものがそれを叶えてくれると思う。
時間をかけてコーヒーを楽しむように、時間をかけて景色を楽しめる。
おまけに、そこに和菓子があればピッタリなのでは？
食べる飲むに夢中では花より団子だけど、コーヒーと和菓子であれば、「花も団子も（楽しめる）」だ。
花見と和菓子とコーヒーの絶妙な関係の話。
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