良いコーヒーを選ぶのではなく、おいしいコーヒーを選べばいい
「良いコーヒーを選んだ方がいいのでしょうか?」
コーヒー教室の最後に受けた質問が非常に深いもので、書きたい欲を掻き立てられた。
僕の現時点での結論はこう。
自分が飲みたいコーヒー、おいしいと感じるコーヒーを選べばいいと思います。
そして、できればそれがどういうコーヒーかを知った上で選べると、より良いと思います。
高額なもの、高品質と呼ばれるもの、有機栽培とか無農薬栽培、フェアトレードとかレインフォレストアライアンスといった認証を受けたもの。
さまざまなコーヒーがある中で、何をもって良いコーヒーと呼ぶのか。
ところで、コーヒーの世界では「カッピング」という客観的評価方法がある。
ソムリエさんがワインを評価するのと同じイメージで、なおかつ全世界共通の評価方法であるため、
「Aというコーヒーは86点で〇〇な風味が際立ちます」
と言われると、ある程度訓練を積んだ人であれば、そのAというコーヒーがどれぐらいのものか想像がつく。(初級のカッピングセミナーだったらコーヒー教室で対応してますのでお問合せください!)
15年の経験上、カッピングによって高得点(100点満点中80点以上)を得るコーヒーが高品質であるのはまちがいなく、飲んでみてもシンプルにおいしい。(※「おいしい」は主観だけど、説明を簡単にするためにここではあえて使わせてもらってます)
そして、一般流通品よりも取引価格は高値。
産地で開催されるコーヒーのコンテストで上位に入るとか、名門と呼ばれるコーヒー農園であるとか、希少な品種とかいった要素が加わるとさらに高値で取引される。
環境に配慮しているとか、労働者を大切にしているとか、安心安全なコーヒーを生産しているとかを証明する「〇〇認証」というコーヒーもあり、そういった要素も価格に反映される。
絶対にそれが高品質であるとは言い切れないけれど、一定程度の品質ではあると思っている。
だって、さまざまなことに配慮しているのに、「コーヒーの味なんてどうだっていいや」なんて思わなくない?
高品質であるならば美味しいとは言い切れないけど、
美味しいと感じるのであれば高品質と言えるのではないかと思っている。
ただ、
値段が高いことと高品質であることは必ずしもイコールではない。(ネームバリューだけで高値で売れてしまうとか)
値段が低いことが粗悪品であるとも言えない。(生産コストを大幅に下げられる手法が導入されているとか)
大切なのは「そのコーヒーがなぜその値段(価値)なのか?」を知ることだと思う。
何より、それを消費者に伝えるのがコーヒーを生業とする側の役割の一つだと考えている。
だから、コーヒーは自分が飲みたいと感じるもの、おいしいと感じるものを選べばいい。
これが現時点での僕の答えです。
追記
コーヒー教室を受けてくれた彼のおかげで改めて自分の考えをまとめることができました。(Sくん、ありがとうございます!)
加えて、この記事を書きながら、自分は良いコーヒーをきちんと伝えていく責任を担っているんだなと再認識。
なぜカッピングが重要なのか?
なぜ良いコーヒーが伝わっていくと良いのか?
この点についても書きたい意欲が沸々としております。
コーヒーに関するマガジンを書いています。
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