コーヒーのnote
例えば「コーヒーセミナー」と聞くとどういう内容をイメージしますか?
やはりドリップコーヒーの淹れ方でしょうか?
「コーヒーについて学びたい」という声はたくさん頂くのですが、いったい何から話せばよいのかと日々考えてきました。
あたりまえのようにコーヒーを淹れるなか、お客さんとのカウンター越しの会話を通じて「コーヒーが好き(興味がある)」という方は本当に多いのだなと実感しています。
少し、僕自身の話を。
「自家焙煎珈琲 cafe旅人の木」をスタートして3年目、それ以前に勤務していたコーヒー屋さんでの経験年数と合算すると約12年間、コーヒーに携わる仕事をしています。(2020年7月現在)
コーヒーに関わる仕事を始めて数年間は、「ほとんど多くの人はコーヒーのことがわかっていないな」という気持ちがかなり強かったように思います。(今思うと恥ずかしいぐらい尖ってましたね…)
出勤したらテイスティングでまずコーヒーを一杯。
退勤前にも自分が飲みたいものを一杯。
新入荷のコーヒー豆があればそれも一杯。
ある程度仕事を覚えてきたら(お店の仕事はコーヒーを淹れるだけではないのでさまざまな仕事のひとつとして)コーヒーを淹れるということも増え、多い日には1日100杯分以上を作ることも。
正直、ちょっと疲れました(笑)。
ほとんど多くの人が一生のうちに触れる「コーヒーのこと」よりも多くのことに触れてきたので、当然のことながら技術や知識は増えていきます。
そんな人がそうではない人とコーヒーがわかってない云々を述べること自体がおかしいわけです。
というのが僕の現時点での結論です。(なんだかすごく当たり前の話をつらつらと書いてしまって恐縮です)
そんなわけで過去の尖っていたころの自分を反面教師に、これからは「コーヒーを学びたい」という声をどうやって実現していくかを考えていくことに決めました。
昨年10月から始めたことがあります。
友人の稲垣夫妻が経営する「古民家スペース&カフェバー 空と月」さんで行う「コーヒーの学校」。
古民家の和室の、なんだか実家っぽい空間で畳に座ってコーヒーを飲みながら、というのが僕も参加者さんも肩ひじ張らずにリラックスできて良いです。(個人的には寺小屋だと思ってます(笑))
これまで4回開催しましたが、いずれの回も満席で、(もちろん稲垣夫妻の告知のうまさと)コーヒーに興味がある方の多さが反映された結果だと思います。
スケジュールが合わず参加できなかった方からも「次回はぜひ」という声も多数頂き、本当にありがたいし、やって良かったなと感じています。
さて、このマガジンには「コーヒーの学校 番外編」として、日常でちょっと役立つコーヒーの話を掲載していこうと思います。
具体的には、すぐに実践できそうなコーヒーのコツや、日々の気づき、お客さんから尋ねられること(尋ねられたこと)など、それぞれに対する僕自身の考えです。
もちろん、今はネットで調べれば何でもわかる時代ですが、僕なりの見方を載せていきます。
ご興味ありましたら、フォロー、いいねなど頂けるとうれしいです!
また、記事に関する疑問などもわかる範囲でお答えしていきますのでお気軽にどうぞ。
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