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コーヒーをまぜる楽しみ

「季節のブレンドづくりをせよ。」

社長(妻)からの指令を受けて「秋のブレンド(仮)」を試作しています。


cafe旅人の木では、定番のブレンドコーヒーやストレートコーヒーの他に、「季節のブレンド」を期間限定で提供。

「季節」といっても四季に限らず、年間で9〜10種類はつくっています。

自分で自分を褒めてあげたい。


さて。

「ブレンドコーヒー」と聞くとどんな味わいをイメージしますか?

喫茶店メニューの一等地に鎮座する「ブレンドコーヒー」の味わいでしょうか。

・香ばしい香り
・酸味が少ない
・やや濃度のある

ほとんどの人がコーヒーと聞いて思い浮かべる味だと思います。

いわゆる、万人受けしそうな味わい。

今ほど多くの種類、高品質のコーヒー豆が日本に流通していなかった頃の名残。

良くない品質のコーヒーをどうやって「おいしく飲むか?」にこだわった先人の知恵。


長く飲まれるうちに、「何がブレンドされているか?」ではなく「ブレンドコーヒーとはこういう味」という暗黙のルールが根付きました。

たぶん。
(たぶん、ですが、おそらく間違いないと思っています。)


ブレンドの良さは「味づくり」ができる点。

とはいえ、あまり難しく考えず、自宅で中途半端に余ってしまった豆を混ぜてドリップするのも大いにアリ。

「あれ?なんかおいしいかも…」となれば最高です。

「ごちゃまぜブレンド」の出来上がり。

僕の場合はこんな風につくります。

① 味のテーマを決める
今回のテーマは「秋のイメージ」。
壮大すぎるウチの社長。

② 使用する豆の種類を決める
種類が少ないとストレートの個性が強めに。
多いと個性が弱くなります。(味がぼんやりする)
僕は2〜3種類を選択することが多いです。

③ ブレンドする比率を決める
配合比率が同じ(1:1とか)ほど味ブレが少なめ。
バラツキが多い(9:1とか)ほど味ブレしやすいです。

④ 試飲して社長のオッケーを待つ
オッケーがでるまで②と③をひたすら見直します。


1回のトライで決まるときもあれば、1週間でも決まらないこともあります。

1週間はもはや沼。

決まらない限り、カフェイン中毒です。

こうして妥協を許さない社長のゴーサインが出たものだけが「季節のブレンド」となって世に披露されます。

いま、プロフェッショナルのテーマが流れました。


あくまでcafe旅人の木としての商品の話。


思わぬ偶然から最高のブレンドができることだってあります。

まずは、「コレとアレをブレンドするとあんな味かな?」と想像し、飲んでみて答え合わせをしながら。

ブレンドってなんだか実験みたいですね。


コーヒーに関するマガジンを書いています。
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