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コーヒー対決を興味の入口に設定してみた話

ドリップコーヒー対決に辛くも勝利した。

結果は7対6。(オーディエンス投票)

お時間あれば動画もどうぞ。(いちいち小ネタが挟まれているので30分ある)


毎年11月14日恒例の漫画家・石田意志雄(敬称略)による奇祭「ISHIFES」での話だ。


cafe旅人の木では「意志雄とクニクニのドリップコーヒー対決」なるイベントを行った。


僕は10年以上、意志雄は数分のコーヒー歴。

普通に考えれば結果は自明。

だが、そうはいかない混戦になるのがコーヒーのおもしろいところ。



結論から書くと、「コーヒーの好みは人それぞれ」ということだ。



酸味が好き、苦味が好き、すっきりが好き、濃度のあるものが好きなど。


コーヒーを飲む直前に、何を口にしていたのかにもよる。

甘いものとか、辛いものとか。


今回はドリップ対決の条件として、同じ豆、豆量、粒度、抽出量などを揃えた。

あとは腕次第というわけだ。


ただし、一つだけ細工をしておいた。

それは、粒度を粗くするというもの。
(2人とも同じ粒度なのでどちらかが有利不利という話ではない)

粗挽きの粉を使ってドリップすると、お湯の注ぎ方が不安定でもそこそこおいしくコーヒーを淹れられる。


ゆっくり時間をかけると苦味寄り。

時間をかけずにササっと淹れるとすっきりめに。


もちろんこの上に、お湯の注ぎ方による繊細な要素が加わる。


飲み比べた結果として僕の得票数が多かったが、正直なところ、勝った負けたの話ではないなと思っている。

実際、飲んでくれた審査員たちも薄々気付いていたはず。


「ひょっとして、これって好みの問題じゃないのか?」


そして、同じ条件であってもお湯の注ぎ方でかなりコーヒーの印象が変わることにも。


勝敗を決めるより、コーヒーのおもしろさを広めるための布教活動をした話。


イベントを私的に利用してすいません(笑)

ただ、おもしろかったので、こういうイベントはまたやりたい。


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