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アウトプットすると、ターゲットをもっと好きになる@自己紹介

第2回 note酒場の開催が発表された。

夕方、食事の支度をしながらスマホをのぞくと、Twitterのタイムラインがにわかに騒がしくなった。フォロワーさんのいいねがたくさん流れてきたのだ。

「第2回note酒場が開催されるよ!」

note酒場?そのワードはたまに耳にするけど、一体なんなんだろ。先日のゆみっぺ&ハネサエ.さん主催の「#note関西meetup」みたいなやつ??

#note関西meetupの様子はこちら  

まごまごしながらフォロワーさんのツイを追っていたら、note仲間のカエデさんがツイートをくれた。

noterさんが、たくさんいっぱい集まるんだ!すっげー!(語彙


実は、先日の #note関西meetup の開催当日、私はウズウズしながら参加者さんのツイを追っていた。
参加を迷い結局やめたのは、そこに集まるであろうnote達人のメンバーに「気後れ」していたからだ。


★★★


私は、地元で細々と仕事をしているライターだ。

最近「ライター」という言葉が一人歩きしているので、職業を言うと「すごいね」なんて言われる。でもね、ライターも千差万別。そしてヒエラルキーの世界。自分の名で本を出すようなライターやジャーナリスト、そしてwebライターとして月に何百万も売り上げる人もいれば、クラウドソーシング絡みの仕事で1文字0.5円とかで書く人もいる。もちろん、そのどちらにも属さない人だっている。

私は、というと?
無記名記事の仕事はあるけれど、記名記事の連載など夢のまた夢。でも、1円未満と言われる超低単価の仕事もしたことがない。

広告業界出身で、結婚と転居をきっかけにフリーランスデザイナーに。それまでの人脈を駆使して、元いた会社や知り合いのディレクターから、頁物のレイアウト仕事を受けていた。それが15年近く前のことだ。

人のかわりに、コラムや占い記事などを書き始めたのもこの頃。
いわゆるゴーストライター。響きはあまり良くないけれど、これはれっきとしたライティングだ。今ほどクラウドソーシング市場も巨大化していなく、紙媒体にもまだ力があった。人との繋がりを大切にすれば、スキマ産業的な仕事が回してもらえたのだ。

ある時、私は我流の書き方を何とかしたいと「ライティング講座」を受けた。そしてその受講がきっかけで、地元密着の仕事をしたいと考えるようになった。

発信するのが苦手なアナタにかわって、私が広報をしましょう。
その活動!すばらしいよ。もっと世の中に伝えましょう!

詳細は長くなるので割愛するが、そんな考えでライティングや編集を請け負ってきた。
年齢的にも、ソーシャルなことに関心が向いてきていたんだろう。NPO団体が集まる機関に出入りし、やたら熱量のある(褒め言葉です)人たちのインタビュー記事を書いていた。若い頃、私は自分にオリジナリティがなくて苦しんだけど、「世の中に発信する手伝い」、これはこれで仕事になるんだと気が付いて、そのスタンスで書いたり編集したりしてきた。

しかし、2年前にそこから転居をすることになり、5年ほどかけて築いた基盤を手放した。それでも、また今の居住地で引っ越し前と同じようなカタチで仕事をしている。地方都市は仕事がないのでは?と不安だったけど、ここでもまたスキマ産業。
実は競合相手が少ないのだ。
ふふふ。とてもラッキーである。

と、突然の自己紹介。

私は、自分が何者なのか、説明がしにくくて #note関西meetup を見送った小心者であります。
そして皆さんのタイムラインに、目一杯の後悔の念を込めていたのです。

今回告知されたnote酒場。
もうギリギリとハンカチは噛みたくない。
300人もの人が集まるなら、書いてる人も読むだけの人も、はたまた情報収集だけの人も、様々な人が参加するだろう。考えただけでワクワクする。

noteやTwitterの皆さまと、直接話ができるなんて…!お会いできるのが楽しみです。


★★★


noteは、私にアウトプットする癖をつけてくれた。仕事が仕事なので、これまでも強烈な出来事に遭遇すると、頭の中でまとめる習慣はあった。
メモ帳に書き留めたり、スマホに打ち込んだりして、ネタ帳になってはいるものの、中身は世間に発表するシロモノではない。
それは、書き仕事で表現に迷った時に眺める、頭の体操のためのものだ。

でも、noteを始めてから「他愛ない日常の出来事」を文章として構築するようになった。やってることは今までと同じなのに、題材はがらりと違う。日々の些細な愛しさ、少しの感激、わずかなトゲ、毎日受け止める小さな心の動き、それらを細かく分析するようになった。

そして、note楽しい!というきっかけになったのが、この記事。

オオゼキようこがあまりにも「スーパーオオゼキ愛」を叫ぶので、私も地元のスーパーマーケット愛を叫びたくなったのだ。そして驚くことに、私が「書いたよ!」と投げたら、オオゼキようこは「はいよっ!」と受け取って、数日後にこんなマガジンを立ち上げた。

私はマガジンのピッカー募集に、迷いなく挙手。
なにこれ…note…楽しい…(伏し目

それからは、noteやTwitterでぽつぽつと自分の想いをアウトプットするようになった。すごい、楽しい、スキ、嬉しい、悲しい。まずはそれらを詳しく言語化してみる。何が楽しいのか、何が悲しいのか表現してみる。そうすると不思議なことに、「あやふやな感情」が自分の中で具体化して、書き終えた後にはそのターゲットへの想いがますます高まるではないか。

齋藤孝先生も、池上彰さんも、著者で何度となく言っている。
「知識はアウトプットすることで定着する」
それなら、きっと日常の瑣末な感情も、アウトプットすることで輪郭がはっきりするに違いない。
例えば、アーティストのファン同士。お互いに感情をあらわにして盛り上がるから、「好き」に磨きがかかっていく。そういうもんなんだ。

そして先日。
私は友人に誘われて、あるアーティストのライブペインティングを見に行った。

これも、初めは若者のアートなんて私にわかるかな?と及び腰だった。
しかし、アーティストは発散しているオーラがすごい。KAIのエネルギーを目の当たりにして、私はイベントを最後まで楽しんだ。

帰宅後、レポ書きたい!アウトプット!と鼻息荒くパソコンに向かって書いたのがこのレポートだ。
主催者や、参加していた画廊の人にもこのレポートを押し付けて読んでもらった。
画廊の人に「わかりやすい!これぞKAIだ!」という紹介文をもらい、そして主催者には「嬉しー!色んな人に配布したよ!」と感謝された。
これは…楽しい…。
んで、KAI好き、応援したいってなってるし、私。

今までも、インタビュー記事を書いて感謝されたことは多々あった。
けど、それは私がその人の想いをわかりやすく表現して、世に出す手伝いをしたからだ。

そうではなく、自分の想いを丁寧に書き上げ、それにレスポンスをもらう快感。そして、そのターゲットへの想いが、ますます自分の中で高まるワクワク感。


そんな風に、noteは私に書いて表現することの楽しさ、「原点」を教えてくれた。それを心の底から楽しむ皆さんと、リアルでお会いできるのを楽しみにしています。


note酒場で、会いましょう。


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