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「こと」は消せる。野暮ったい文章にならないために 【500字コラム】
昨日の原稿チェックの合間のツイート。私の周りは書き手が多いせいか、意外にインプレッションが伸びました。
「こと」は消せます。いいですか!文章中の「こと」は消してな!言い換えてな!なんなら前後を書き換えてな!3000字に10個以下目標な!な!
— クニミユキ (@kuni_miyuki) October 13, 2020
長文で、思わず使ってしまう「こと」
「こと」の文法的くくりは何なのか?
上記サイトからわかるように、とても多岐に渡る意味・用途のある言葉。使用頻度が上がるのも頷けますね。しかし、同じ言葉を使えば使うほど文章は稚拙で冗長的になり、読みにくいものに。
確認することができたので
→確認できたので
→確認が取れたので
そう考えることがあるのです。
→考えるのです。
→考える機会(場面・必要)もあるのです。
壊れることがあり、定期チェックすることが大切です。
→壊れることがあり、定期チェックが欠かせません。
→壊れる恐れもあり、定期チェックが大切です。
文脈にもよりますが、「こと」は無くせる場合が多い。文章書きビギナーさんは、書き上げた後にFキーでの検索をおススメします。「こと」の見直しには語彙が必要で、そして時には前後の言葉や文末を変更せざるを得ないこともあるので、文章作りの鍛錬になるのは間違いありません。
しかし、体言止めやセリフで使うと文章の引き締めに効果抜群。また、わざとたくさん使うと強い印象を残せる場合もあるので「こと」をゼロにする必要はないのです。
「文章に正解はない」
見つからない出口に苦しむか、それとも楽しむか。文章書きは、まったくもってやっかいで興味深いですね。
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