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なにげない風景や日常の中に
どうも、くにくににーです!
高校生の頃に、自分の考え方が大きく変わる出来事が2つありました。
今回はそのことを書きたいと思います。
その出来事は、別に大きな事件とか、イベントなどではなく2つとも些細なことですが、自分にとっては大きな気づきだったんです。
今、別の記事を書こうとしてパソコンを開いたのですが、なぜかこのことをふと思い出してしまって、忘れないうちに記録しておこうと思い行き当たりばったりで書いています。乱文お許しください。#いつもと変わらないよ
ある夏の朝、通学路にて
高校1年生だったか、2年生だったか記憶があいまいなほどに、昔のことです。
当時、私は自宅から高校まで片道45分かけて歩いて通っていました。自宅は山の中腹にあって、なんと高校も山の中腹にある過酷な通学路を毎日黙々と歩いて通ってました(今思うと、バスもあったのに良く歩き続けたなぁと自画自賛)。
さらに、サッカー部に入っていたため、練習の終わった帰り道は厳しい道のりです。部活で疲れ果てて、通り道にある行きつけのコンビニ(セイコーマート)に寄って、でっかいポカリスエットを一気飲みするのが日課でした。
体にはかなりハードな通学の道のりを、毎日同じ道を歩いていた、ある夏の朝。
クラスメイトの女の子が追いかけてきて、
「いつも下向いて歩いてるけど、なんかあった?」
と、一言。
「いや別に何もないよ、いつも通り」
私は朝が弱いので、眠かったり疲れていたかもしれないけど、それ自体がいつも通りなので、嘘は言ってない。
その後は、他愛のない世間話をしただけで内容は何も覚えてない。
「いつも下向いて歩いてるけど、なんかあった?」という言葉も、特別な言葉でも何でもないんでけど、その時の自分にはすごく響く言葉だった。
・普段はあまり会話をしないクラスメイトだったこと
・自分が下を向いて歩いていることに気づいていなかったこと
・毎日のルーティンを全く意識していなかったこと
クラスメイトの一言は、自分のことを客観的に見るという気づきをくれた。
多分、この一言がなかったら、大人になった今でも下を向いて歩いていたのかもしれない。別に、下を向いて歩くことが悪いとかではなく、下を向いて歩くことは他人からはネガティブに映ってしまうということや、前を向いて歩いた方が色んな景色や風景を見ることができて、楽しいということに気づけた瞬間だったんです。
下向いて歩くと危ないよねっていう単純な注意喚起でもあるかな笑
ほんとその些細な一言で、自分は大きく変われたと実感しています。
その日以来、ずっと私は意識的に前を向いて歩いています。
その当時は、お礼を言うこともなかったので、この場で言わせてもらいます。
Sさん、私のことを気にかけてくれてありがとう。
同じアルバイト先で知り合った後輩からの学び
もう1つの出来事も、些細なことからの気づきです。
高3の時に、同じアルバイト仲間だった、他校に通う1年下の女の子と仲良くなり、2人で遊びに行くことが何回かあった。
今思うと、彼女のような彼女でないような微妙な関係だった(学生にありがち!)のですが、少し雰囲気というか空気感が違った子で、観察力がすごいんです。
2人で並んで歩いていて、横を見ると姿が無く、道路にいる虫を観察していたかと思えば、橋の下を覗いて「こういう風に下を見てると、吸い込まれそうにならない?」なんてちょっと怖くなるよなことを言ったり、建築士を目指していたこともあり、建物をひたすら観察してブツブツ独り言を言っていたり。それが、毎回です。映画を見た後とかでもそんな感じ。
一見すると、怪しいヤツに思われるかもしれないんですが、私にはそれが羨ましく思えたんです。自分には無い世界観に惹かれたというか、いかに自分が何気ない景色や風景をただ通り過ぎていたのかを反省したんです。
それは、尊敬という類い気持ちがあったと思います。
同時に、これは負けてられない!と、思ってしまっている自分もいて、その子との出会いがあったおかげで、私はよく道に迷います(方向音痴の言い訳にしてる)。
意識的に色んなものを観察することが、今ではクセになっています。
そのことがきっかけで、散歩してても、ショッピングに出かけても、仕事中でも、
何かを探すアンテナはいつも立っていて、何げないところからのインプットが得意になってるなぁと感じています。いつも、アイデアはそこら中に転がっていて、大抵いくつかが重なり合って化学反応が起こる。
何気ないひと時で考え方が大きく変わるように。
空を見上げよう
最初の出来事も、2つ目の出来事も、ちょっとした気づきがきっかけで、自分にとっては大きな変化となって今も活かされています。これらの経験で、自発的に学び実践していることがあります。
それは、意識的に空を眺めるようにすることです。
たったそれだけのことなんですが、これって意識しないとやらないんです。
おすすめは、夜の星を見上げて、流れ星を探すことです。
毎日はやってないですが、天気の良い日はほぼ見上げています。
都心などでは星が見えないかもしれませんが、空を眺めるだけで自分の小ささに気づき、その日に起きたことが大抵はどうでも良くなるのでおすすめです。
悩んだ時は、宇宙に相談せよ
この謎すぎる言葉を皆さんに贈ります。
これ、意外と効果ありますよ。人の悩みは、対人関係の悩みがほとんどだと思いますが、全宇宙の中から見た、人間の存在なんて、存在していないのと同じです。
その人間の心の中の悩みなんて小さすぎることだよねって思うようになったら成功です。
何をこんな小さなことでウジウジしているんだ俺は!ってどうでも良くなって勇気が湧いてきますよ。きっとあなたも。
今回は、珍しく自分の過去を思い出したので備忘録として書いてみました。
皆さんにとっても、何かの気づきになれば幸いです。
では、また!
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