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行動力が生まれる「恐怖に打ち勝つ方法」
何か始めたいけど始められない。始めたけどうまく続かない。これは当然の事である。なぜなら新しいことを始めるには「恐怖」や「不安」がつきものだから。
恐怖や不安を感じる
「恐怖」や「不安」を感じる時、それは自分の「コンフォートゾーン」を出た時である。転職や、住む環境を変えるなど新しい事にチャレンジすることはコンフォートゾーンを出ることであり、「恐怖」や「不安」を感じてしまう。
コンフォートゾーンとは
あなたがこれまでの人生で築いてきた「安心で安全な範囲」のこと。
例えば、ダイエットでリバウンドする人がいるのは、ダイエット前の体型が「安心で安全」のコンフォートゾーンであるため、ダイエットした体型でいるのが心地よくないと脳は受け取り、ダイエット前の体型に戻るようにモチベーションが働いてしまう。転職したいけど、なかなか出来ない人も同様に、今いる会社の環境にコンフォートゾーンが形成されているからだ。
だから新しいことを始める時に「恐怖」「不安」と感じるのは、全くもって当然のことである。なぜなら、「恒常性(ホメオスタシス)」が働くから。
ホメオスタシス 恒常性維持機能
ホメオスタシスとは、生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きのこと。自己防衛の本能として人間に備わった機能で、むしろ恐怖心がない方が不自然である。逆に「怖い」と感じることは「変化のサイン」でもある。
だから、新しいことを始めたいけど出来ていなくて、自分は臆病だ。動けない自分にイライラすると思わず「これは当たり前だ」ということを受け入れることが大切。人間は変化や体験したことないことを脳はリスクとみなす。
また、恐怖を感じると、人は「創造性回避(クリエイティブアボイダンス)」という現象に陥る。
クリエイティブアボイダンス 創造性回避
クリエイティブアボイダンスとは、新しいことや未経験分野の物事を始める際に、言い訳や出来ない理由を探して先延ばしする心理的行動のこと。様々な理由をつけて現状にとどまることを正当化しようとすること。防衛本能が働いているだけで、単に「逃げ道を用意しているだけ」であることがほとんどである。例えば、ダイエットしたいけど「明日からでいいや」となるのはクリエイティブアボイダンスが機能しているからである。
だから言い訳は悪いことであるともならない。なぜなら人間は「変わりたくない」という機能があるからだ。
コンフォートゾーンを抜ける意味
結論、「変わりたくない」のであれば「そのまま」でいい。ただこの思考もクリエイティブアボイダンスが働いている。ただ頭の中にモヤモヤがあったり、私のnotoを読んでいるということは、もしかしたら、現状の自分に満足していないのかもしれない。人生を変えたい。成長したい。手に入れたい人生がある人がほとんどなのではないのか。
行動力が生まれる・恐怖に打ち勝つ方法
・何も考えずとりあえず始める
・何が怖いのかを具体的に書き出す
・退路を断つ
・代償を先に支払う
・強みを見つける
何も考えず「とりあえず始める」
今の自分の行動にフォーカスすること。大前提として理解しておくべきことは、「未来は誰にも分からない」。成功するか失敗するか、そんなの考えたって意味がない。行動すること。とにかくやること。
何が怖いのかを具体的に書き出す
書き出すことで「自分は何を怖がっているのか」恐怖を客観視することができる。恐怖のマネジメントに効果的な方法のひとつ。
また、恐怖を曖昧なままにしておくと、その恐怖に飲み込まれ、身動きが取れなくなり、「恐怖そのものに対する恐怖」が生まれてしまう。いつの間にか恐怖の負のループに陥る。断ち切るためにも、まずはその恐怖を外に出し視覚化することが必要。
退路を断つ
・周りの人に公言する
・期限を決めて達成できなければ一切諦める
逃げ道や迷いがあると、人間はどうしても「現状維持」を選ぶ。それほどに人間の変わることへの「恐怖」は強い。だからこそ、自ら選択肢を減らし、逃げ道をなくすことで行動力が格段に上がる。「決断」という言葉は、何かを「始める事を決める」のではない。「断つ事を決める」のである。人間は追い詰められることで、初めて持っている力以上のものを発揮する。
代償を先に支払う
・先にスクールにお金を投資してしまう
・恋人と別れる
大事なのは、「自分が代償だと感じるもの」でなくてはならないということ。時に、代償を払っても行動できていない事がある。それは「自分にとっての代償になっていない」ということ。不快感やヒリヒリとした感覚を覚えるほどの代償であること。
強みを見つける
「強み」とは、自分が「自然と夢中」になり、「苦労なく」できることです。多くの人は「自分に強みなんてない」と思いがち。しかし、誰もが何かしらの「強み」を持っている。自分にとっては、楽しくて苦にならないことが「強み」の正体。自分では頑張ってるつもりはないのに、褒められた経験はないだろうか。もしあるなら、その「主観と客観のギャップ」が強みの正体である。強みを自分一人で見つけるのはとても難しい。そのためにコーチングで自己理解のワークがある。
最後
人間の原理原則を理解することで、行動力が生まれる。解釈を変えるだけで、怖い=変化のチャンスと捉えることができる。マインド次第で「恐怖」「不安」は今この瞬間から無くすことだってできる。