強みで成功するための『能動/受動』の使い方
今回からは
『能動』と『受動』の2つから強みを考える、
ということをしていきます。
能動と受動というのは
物事への対応の仕方を2分割したもので、
(これは何事にも言えますが)
2分割をすることで
タイプ分けすることができます。
何かしらの分析を行う時に
「こういう時はああですよ、
そういう時はこうですよ」と
細かい分析の仕方をすると
その分析が『外れる(当たらない)』確率は
高まるわけですが、
2分割の時はそうではありません。
2分割のタイプ分けというのは
割と正確にその人のことを分析できますので、いわゆる『当たる』確率は高いです。
自分のタイプというものも、
概ね正確にわかります。
そういうわけで今回は、
能動か受動か
という2分割で分析していきましょう!
■『能動=イイ!』という思い込みから解放されよう
能動と受動を考える時に
真っ先に気に掛けたいことがあります。
それは、
「能動はいいものだ! 受動のほうは……まあ、どうなんだろう。別に良くもないよね」
という思い込みです。
あなたも
このように思い込んでいませんか?
事実、日本人に限らず、
世界的にほぼ全員が
「受動よりも能動のほうがいいものだ!」と
思い込んでいます。
では、それはなぜか。
大体は、学校教育あるいは社会の中で
能動はイイ! という教育を
ものすごく顕著に受けるからです。
学校では
宿題やテストの直しといったことを
「どれだけ頑張ったんだ?」
「どれだけやってきたんだ?」と
言われる。
しかも
ただやればいいというわけではなくて、
誰かに何か言われて
イヤイヤやるのでは意味が無い!
そんな受け身でいいのか!?
自らやる気があってちゃんとやったのか!?
なんてことまで言われたりします。
社会に出てもこれは同じで、
とにかく自分でやる気を持って
行動することが美徳とされる
風潮やイメージが強いですよね。
そして多くの人が
「自主的にやるのがえらいんだ、いいんだ」と
口にする。
だからこそ多くの人に
『能動的にやること=正しいこと』
という考え方や
そのような思考パターンが
身についているのです。
■能動で上手くいく人は全体の半分
普通に考えたらわかることですが、
能動で上手くいくという人は
全体の半分くらいです。
そして、受動で上手くいく人も半分います。
グレーゾーンが無いわけではありませんが、
世の中の現状は
能動8割、あるいは9割に偏っている。
でも、8割9割が能動で
上手くいくわけではありませんから、
本当は受動が向いているのに
能動を強いられて
上手くいかずに苦しんでいる人も沢山います。
能動を良しとする風潮の影響下にあるので、
頑張って頑張って頑張って頑張る…
ということをやっている人も多いんですよ。
そして
そんなに頑張ったのに上手くいかないか、
10回に1回くらいしか上手くいかないか、
のどちらかです。
もちろん、能動が向いている分野、
向いている人であれば
その物事は能動で10回中の10回が上手くいく。
そのことについては
能動が上手くいくということで
別に良いのです。
でもそんなことは多くはなくて、
実際には半々なんですね。
半分くらいは受動の方が
上手くいくこともあるというのに、
ほとんどの人が
「能動でなければ上手くいかない!」と
考えているために、
自分を活かすことができない、
上手くいかない……という罠に陥っている。
「自分は罠に陥っているんだ!」
という現実を理解することが
まず大切です。
次回からは、
能動と受動の使い方を調整することで
自分をより活かす、
そのポイントを洗い出すためのワークを
お届けします。
今までのことを振り返りながらワークをし、
気づいたことを利用して
どんどん自分を活かしていきましょうね!
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