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「なぜかこうなってしまう」ことの秘密とは

前回は、
世の中全体が能動を良しとする傾向が
あるということを知り、
能動と受動の使い方を調整することで
自分をより活かす、
そのポイントを洗い出すための
ワークを行いました。

今回は引き続き、
能動と受動をうまく使っていくために、
双方を強みとして使いこなすポイント
についてご紹介していきます。

前回の記事はこちらからどうぞ!

■能動の強みと受動の強み

強みにも能動と受動とがありますので、
それぞれについて解説していきますね。

能動の強み=できてしまう強み
強みとはどういうことか?
と人に説明するとき、ほとんどは
『できてしまう強み』
という説明のしかたをします。

人は通常、努力によって
できなかったものを
できるようにするものです。

こうしてできるようになったものを、
『能力』と呼びます。

これに対して『強み』は、
努力と訓練なしで、
いきなりできてしまうものです。

見分け方としては、
『能力=できること』
『強み=できてしまうこと』

となるのですが、
この強みは、能動の強みにあたります。

受動の強み=なってしまう強み
能動の強み『できてしまう強み』
に対して、
受動の強みとは
『なってしまう強み』

です。

本人にも、
どうしてそうなってしまうのか
わからないことがあります。

「なんかわからないけど、
そうなっちゃうんだもん!」

……ということですね。

ものを売るにしても、勝手に売れてしまう。

営業が上手くいっているのとはまた違って、
商品が良いとか、腕が確かすぎる!
などで、人から勝手に紹介されてしまったり。

普通に目の前にいる人と
話をしているだけなのに、
勝手に自分の生い立ちや
トラウマを話してくれる……
なんていう受動の強みもあります。

また、
転職を考えている時など人生の転機に
相談してもいないのに
誰かが声をかけてくれて、
こんな仕事がいいのでは?
こんな道に進むといいのでは?
と指し示してもらえるのも、強みの1つ。

勝手に声がかかって、
その通りにやると上手くいく!
というのは受動の強みにあたります。

受動の強みには
自分の努力や行動が介在しないので、
誰しも「自分の力だ!」とは
思いにくいものです。

しかし、
条件が揃えば誰にでも起こる……
というものではなく、
自分の場合だけそれが起こるのであれば
それは自分の力、強みである!
と知っておくといいですね。

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