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浦和クラフト焼売への想い

今、浦和の人たちと「浦和クラフト焼売」という焼売を作っています。

☆浦和初のクラフトビール醸造所 「U.B.P BREWERY」
☆障害のある方が主役として働く浦和発の椎茸農家 「アスタネキッチン」
☆銘柄豚に徹底的にこだわってきた豚肉料理専門店「豚組」

3社がコラボした特製のジャンボ焼売です。
一般的な焼売が14〜18g程度のところ、45g(約3倍?)という大きなサイズ。

椎茸たっぷり肉肉しさにこだわった「浦和クラフト焼売」

なぜ浦和で?

この焼売は、浦和在住の友人のご縁で、浦和初のクラフトビール醸造所「U.B.P BREWERYさんがイベント出店で使えるビールに合う焼売を作りたいというところからスタートしました。

浦和ワシントンホテル1Fでオリジナルのクラフトビールを醸造

そこで、浦和ならではの食材を入れようということで、以前からU.B.P BREWERYさんがお付き合いのあった、障害のある方が働きながら復職を目指すことを目的にしいたけを生産している「アスタネキッチンの菌床しいたけを使用し、ビールに負けない肉としいたけの旨味がたっぷり詰まった焼売を開発しました。

中浦和と南与野のちょうど中間ぐらい
障害のある方が中心になって菌床しいたけを丁寧に栽培

浦和クラフト焼売のこだわり

私が得意としている豚肉は、もちろんメチャメチャこだわりました。
モモは細かめミンチ、ウデは超粗挽き、バラは8mm角切りとし、絶妙な配分で混ぜ合わせ、肉感溢れる食感に徹底的にこだわっています。
単一の銘柄豚では弱い味わいを補うために、他の強みを持った銘柄豚を部位ごとに変えて使用しています。
・モモ 細かめミンチ (つなぎとしての役割)
・ウデ 超粗挽きミンチ (肉の旨味・食感)
・バラ 8mm角切り (肉の旨味・赤身と脂身のバランス)

銘柄豚ならではの旨味としいたけの芳香な香りをとことん楽しむために、豚肉もしいたけも大粒に。
しいたけは笠の部分を角切りに、軸の部分も無駄にしないように粉末化して、余すところなく使用しています。

しいたけは体積比では豚肉と同じくらい投入

天然の素材にこだわり、中華調味料は一切使用せず、味付けは「うま藻」・醤油・塩・こしょうのみ

一般的な焼売のレシピはホタテ粉末やオイスターソースを入れているものが多いのですが、うま藻でその役割を。
とにかく豚肉としいたけの旨味を強く感じて欲しかったので、調味料をギリギリまで削りました。

肉としいたけ以外は少量の玉ねぎのみ。
ビールの味わいにも寄り添う自然な旨味をお楽しみいただけるようにしています。

藻と泡盛かすの奇跡的な出会いで生まれた話題の「うま藻」を使用

うま藻については、語りたいこともたくさんあるのですが、ぜひ公式HPを御覧ください。ただの調味料ではなく、海を守るために生まれたという想いがあります。
私たちもその考え方も含めたすべてに深く賛同して使用している、とっておきの調味料です。

まだまだ材料のこだわりはあるのですが、詳しくは準備中の「浦和クラフト焼売」Webショップをご覧ください。

ところで「浦和クラフト焼売」はどこで食べられるの?

現状はさいたま市内で行われるイベントにU.B.P BREWERYさんと一緒に出店したり、限られた飲食店さんにメニューのひとつとして取り扱っていただいています。
つまり、浦和にいてもまだ簡単には食べられない状態です(笑)

GWに参加した浦和パルコ前「スマイルパークフェスタ」
アスタネキッチンさんが参加した「西堀氷川神社」での夏祭り
「与野ビールフェスティバル」に急遽参戦
「とんかつ西麻布豚組」として伊勢丹浦和店に出店した際にちゃっかり焼売も販売

いま最も簡単に食べられるのは、浦和の飲食店さんです。
それぞれのお店で工夫して提供していただいているので、ぜひいろいろなお店を回って愉しんでいただきたいです。

☆☆☆ 浦和で食べられるお店 ☆☆☆
【北浦和】
クラフトビール専門店「ビアハンチングウラワ」@
beerhuntingurawa

【浦和】
立ち呑み 「ソメアカ」 @
some.aka_stand
立ち呑み 「ビアジオ」 @
biaggio.stand0426
牛もつ鍋・串揚げ「わ佐んぼん」 @
friedskewers.wasanbon

飲食店によっていろいろな提供方法を試してくれています

今後は、食べられる飲食店が増えたり、あらたなイベント出店をしたり、通販が始まったりするかもしれません。
最新の情報は、浦和クラフト焼売のInstagram @urawa.craft.shumaiで発信するのでぜひフォローをお願いします。

「なぜ焼売なの?」

とんかつや豚しゃぶといった飲食店を通して日本中の銘柄豚を取り扱ってきた豚組。実はその代表を務める私は、25年以上さいたま市の浦和に在住しています。

私は、以前から銘柄豚を扱ってきた中で課題に感じていることがありました。それは銘柄豚は売れる部位が偏ってしまいモモ・ウデが売れにくいという問題です。

銘柄豚の生産者さんは、より美味しい豚肉を作り出すために、豚の品種や飼育環境、飼料や肥育期間などにこだわり、コストや努力を惜しまずに大事に豚を育てています。

飲食店として使用する部位は、とんかつならロース・フィレ、豚しゃぶなら肩ロース・バラ。
角煮・しょうが焼き・とんてきなど、豚肉の代表的な料理で使う部位は、ロース・フィレ・肩ロース・バラという4つの部位がほとんどです。

でも、豚1頭から取れる精肉は、これらの4部位を足しても豚一頭の半分の重量にしかなりません。

残りの半分はモモ・ウデです。

豚肉の部位別割合

飲食店の料理ではモモ・ウデはあまり求められないため、売れ残りやすいのです。
私は長く必要な部位だけを購入してきた責任をなんとか果たせないかと考えるようになりました。
モモ・ウデを美味しい料理に仕立て上げることはできないか…
赤身が多く食感も固くなりやすいモモ。精肉として形を揃えにくいウデ。

豚肉の旨味は強いものの精肉としては形になりにくいウデ

その一つの答えが、ひき肉としてウデやモモを積極的に利用する焼売です。

今回、たまたまご縁があって作ることになった「浦和クラフト焼売」をなんとか広げていこうとあちこちで声を掛けてみると、多くの方が協力してくれました。

そして浦和を中心として「さいたま」でできることがあるのではないかと気付かされました。

浦和を中心として「さいたま」の人たちと育てていきます!

実はこの「浦和クラフト焼売」は浦和在住のブロガーであるコグレさんにネーミングしてもらいました。
クラフトビールのクラフト感、焼売の手作り感、みんなで作り上げていくと気持ち
がこもった素敵な名前だと思っています。

本邦初公開!
あらたにロゴもできあがりました。
「浦和クラフト焼売」を取り扱ってもらっているビアジオさんの常連さんにたまたまデザイナーさんがいるということでご紹介いただきました。
とてもかわいらしくも、きちんとした商品であることが伝わるロゴができあがり、これからバリバリ活用していきたいと思います。

浦和の赤をアクセントカラーに何気にリフティングをしている豚さん

今後も地域のひとたちともっともっと繋がって、面白いことができたら良いなと思っています。
すでにいくつかの話も上がっていて、今後も少しずつ進めていけそうです。

浦和の名物といえば…うなぎ?
いや、浦和の名物として”焼売”があってもよいのでは?

浦和の人たちに浦和をもっと好きになってもらえるような。
いや、さいたまの人たちに愛されるような。

地元の繋がりを大事にして、地域に愛される焼売に育てていきたい。
と想っています。

【浦和クラフト焼売】
Instagram @
urawa.craft.shumai
Webショップ 
https://urawashumai.handcrafted.jp/ (準備中)
Email 
urawa.craft.shumai@gmail.com

☆最後に☆

・「浦和クラフト焼売」に興味のある飲食店さま
・冷凍商品を取り扱えるスーパー・小売店さま
・食材やイベントでコラボしてみたいという方
がいらっしゃったら、ぜひお声がけください!
Email または Instagramでメッセージを送っていただければ幸いです。

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