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ご当地落語 芦ノ牧温泉滞在記 1日目

(前回からの続き)
ひょんな事から引き受けたお仕事は前代未聞の落語プロジェクトだった!?
はたしてこの先どうなる?

12月10日、東京駅前のホテルから東京駅へ。
山形新幹線に乗り、一路郡山を目指します。

東京駅から出発

郡山駅からはJR磐越西線に乗って、磐梯山と猪苗代湖の間を抜け、
JR会津若松駅へ。

会津若松に到着

そして、会津鉄道に乗り換え芦ノ牧温泉駅まで移動。

会津鉄道に乗り換え

約4時間かけて芦ノ牧温泉駅に到着!

馬るこ師匠、芦ノ牧温泉駅に降り立つ

ちなみに、同じくこの日から合流する鈴々舎馬るこ師匠とは全く同じ電車を
乗り継いでやってきました。なので、こちらは郡山駅の段階で着物姿の
馬るこ師匠を捕捉していたのですが、一旦現地に着いてから改めてご挨拶は
行なおうという事で、道中では離れた位置に座っておりました。

車窓を眺める馬るこ師匠

芦ノ牧温泉で早速取材を開始。
芦ノ牧温泉では猫の駅員さんが長年勤めており、この日はさくらちゃんが
業務にあたっていました(写真撮影はNG)


芦ノ牧温泉駅から大川荘さんの送迎バスに乗り、いよいよ今回の会場である
大川荘さんに到着!

大川荘さんの外観


館内に入ってまず目を惹かれるのは、このロビー!

『鬼滅の刃』で人喰い鬼の始祖である鬼舞辻󠄀無惨が棲む無限城は、この
大川荘さんの内装を参考にしているのでは?とも言われているそうです。

景色とこたつの風情が100点満点

そして、お部屋へ。これぞ高級旅館!
まずは荷物を置き、本日の昼食会場へ。そこで早くも昼食の様子を中継する
通称・モグモグ配信が開始。
そうです、ここから最終日までは全ての行程を見せていくのがご当地落語の
スタイルなんです。

DECCORAさんの芦ノ牧温泉カレー。毎日食べても飽きない!

モグモグ配信が終わると早速街歩きの取材開始。この間も馬るこ師匠と緑助
さんは撮影、志ら門さんは生配信を行ってます。僕も写真を撮影しつつ、
大川荘の社長さんや地元の方に聞き込み。

子宝に恵まれるという金精神社。お堂の中には大きな御神体が…。

プロジェクトの成功を祈る一同
なぜアンパンマン?

金精神社の隣にあるのが、和風すなっく聖女。
かつてはダム建設のために働く労働者の方で賑わうスナック街で、
ストリップ劇場もあったそうですが、現在は聖女のみになったそうです。
聖女のママさんにも取材をしましたが、お店には行けなかったので
次の機会には行きたいところ。

フードもご当地感がある和風すなっく聖女

金精神社から大川荘さんの近くにある足湯へ移動。

足ポッポ

ここでとんでもない事件が…。

いたずらっ子・こしら師匠が馬るこ師匠の着物に温泉をかける!
しかも、一着しか持ってこなかった着物に!

「ご当地落語の最中、こんなに笑う事は無かった」とこしら師匠がつぶやく
ぐらいの爆笑。そして、マジ焦りの馬るこ師匠。
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回作られた新作落語
「行雄と正太」の足湯のシーンはこの場面のオマージュです。
ご当地落語の主旨は「地域の魅力を引き出す新作落語」ですが、この場面は
どうしても後世に残しかったので…。
そして、もうひとつの足湯へ。

本数が少ないバスの時刻表・通称地獄表(みうらじゅんさん命名)
この大看板の前に足湯があります
大看板の裏にいたネコちゃん
バルブ管理猫

「温泉地には猫が多い」みたいな話も出ていたので、猫の噺も書いてみた
かったんですけどねぇ。

足湯の後は、33体の観音様が並ぶ山道へ。
この観音様は後ろに写るホテルの社長がバブル期に建立したんだとか。
(ホテルは現在閉業)

こしら師匠の「お撞き初め」はこちらの鐘つき堂をイメージしております。
現在はさびれておりますが、この落語を機に鐘つき堂を訪れる人が増えれば
いいですね。

街歩き取材を終えたら、志ら門さん、緑助さん、僕は休む間もなく露天風呂
でのお風呂トークの撮影に向かいます。

僕はもともと長風呂派ではないのですが、30分以上の入浴で完全に
湯あたりしています。でも、ここで緑助さんへ「お酒の噺を書きたい」など
言及しているのが自分でも興味深いです。

ロビーで津軽三味線の生演奏中
風呂上がりに会津の雪ヨーグルト。


収録が終わり、少しの休憩を経て夕食のモグモグ配信へ。

カメラマンの武藤さん指導のもと撮影
夕食の豪華さに、この顔です

モグモグ配信、振り返り配信を経て本日の全行程は終了。

「長い一日だ…」と思っていたら、緑助さんから「インタビューが一番
体力を使いますよ」とのアドバイス。
とにかく今日は寝るしかないと思い部屋に戻りましたが、何だか落ち着かず
気が付けば初日の情報をもとに台本を一本練り上げていました。
この台本の内容は「どぶろく改め」に一部流用されています。

明日はインタビュー日。はたして、新作落語は完成するのか?
そして、この滞在記は最後まで書き切れるのか?
(続く)



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