ランドルト環


        穴の向きが
      どの方向なのかって
     簡単に君は聞いてくるが
     片目では   存在すら
    攫めない     それでも
    見える
    ふりで
    右だと
    告げると     君は頷く
     喜ぶ君と   悔やむ僕
     僕は何も見えてないのに
      無邪気に笑っている
        君のことも


#詩
#形容詩

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