片腹 ひたすら お前等 痛めりゃ 己が 笑おうが 悪いが 残り香 全ては 水泡 出来ては 壊れる #詩 #韻詩
僕のこと どう思っている? 僕のこと どういう風に見えている? 僕は君にとって どういう存在? 僕は君にとって 必要なのかな? 僕にとって 君はとても大切な人 だけど君にとって 僕は大切な人かな? そういうことを 気にしないふりを 僕はしているんだよ #詩
小さな とても小さな 花びら だけど その鮮やかな色で 僕の目に入ってきた 君は 自分の小ささを 悲しんでいるけれど 僕は 君が大好きなんだ まわりの景色が見えないくらい 君を見てる #詩
僕はカレーが好きだ カレーのことを何よりも愛している なのにカレーは時折 僕がイメージしていたものと 違った味を出しやがる 想像と期待を裏切るような そんなカレーはカレーじゃない 見た目がカレーであっても 他の奴らがカレーだと言っても カレーじゃないんだ 何故こんなにもカレーを愛しているのに カレーは素直になってくれないんだ #詩
背中は見せられない とんでもない汚さ 綺麗な僕の視界 結果がこの有様 見せている行い その行動の逆さま 早く自覚しなさい 自らのいたらなさ #詩 #韻詩
俺の顔をした粘土が無数にある 粘土をいじると いつの間にか俺の顔になる うんざりするほど俺の顔 なのにまだ俺は 粘土をいじっている また俺の顔ができあがる #詩
0.9に0.09を加える でも1にはならない 今度はそれに0.009を加える やっぱり1にはならない いくら加えていっても 1にはならない その次に加えられるのは どう頑張っても0.0009 いくら頑張り続けても 届くことの出来ない彼方 #詩
そんなに時間が欲しいなら 俺の分をくれてやる 俺はあと一瞬 体を空に擲って 腹の底から思いの丈を叫べぶだけ お前が口を開けている間に #詩
体が腫れていく 原因は分からない 押すと痛みが走り 更に腫れ上がった 中に溜まった膿を 出してしまえば 腫れは治るだろうか 確信できずに腫れたまま そうしているのは 誰に対してなのか 自分にも分からない甘え #詩
気付かないふり 知らないふり 君はそんな態度を続けているけど いつまで続けているつもり 目を閉じていても 目が泳いでいるのが分かるよ #詩
たいして綺麗じゃない花なんて見たくない そんなに咲き誇ってもらっても 僕にはどうにも反応できない 君だって一年に一度きりの機会なのだから 咲きたい気持ちは分かるけれど だからって見せつけるように 咲かなくてもいいじゃないか #詩
僕の名前が聞こえない なのに振り返って 声の出所を探している 誰も隠れちゃいないのに 僕は物陰を一つ一つ見ているんだ この広い場所に 僕一人しかいないのに #詩
俺がやっていることといえば ペンと時計を持って 他人がやっていることを見ているだけ 他人が何をしているのかメモを取り そして動作している時間を測っては それが長いだの短いだのと 文句を言っている それだけのことに 何故か誇りをもってやっている #詩
黙っている ねぇ 君は本当にそこにいるの? 返事をしてくれ 僕には見えないその場所に 君がいることだけでも 僕は知りたいのに 君はいるのか いないのか 君の名前を呼ぶ声だけが 君がどこかにいる証 #詩
目の前で行われていることは何だ 思い出そうともせず思考を畳んだ 知りたいという欲は日常が阻んだ 決まった日課が山のように嵩んだ 好奇心は瞬間的に無くなり破産だ 空虚さに戸惑ってたら前途多難だ でも結局忘れられる小さな波瀾だ 持っているのは持ち物棚に並んだ 適当な相槌が入っているカバンだ 何も学んでいないことを今学んだ #詩 #韻詩 #今年学んだこと
星が輝いている でも僕が望んだ訳じゃない 心地よい風が吹く でも僕が望んだ訳じゃない 夜に花が咲く でも僕が望んだ訳じゃない グラスに半分のウイスキー でも僕が望んだ訳じゃない 僕が望まないことは 簡単に起こる 僕が望んでいることは たった一つのこと #詩