三種類の
      色が 入った 皿しか
      僕にはない  他人に
      それを   隠して
      三つの   色を
     混ぜて    色を作り
    まるで 無数の色を操る者の
   振舞い 出来上がった  色は
  曇った 色や  気を  衒う 色
ばかり   僕が  作りたかった 色は
      こんな色じゃない   でも
      怖がりな       僕は
      混ぜに       混ぜて
      強がり       偉ぶり
      己まで      誤魔化し
       最初に作りたかった色を
        すっかり忘れていた


#詩
#形容詩

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