誰が
           生贄に  なるか
         この鈴を憎き黒猫に
        付ける代償は死ぬ事
     誰が誇りに思うのだろうか
 鈴を付ければ他の皆からは尊敬される
だが それは自分自身が死んだ後の世界
少しも その心地良さを味わえずに死ぬ
 そんな  誇りを誰もが欲しがると
 思えないよ  その証拠に鈴は此処
  誰も手にせず 見ようともせず
  音も鳴らさずに 転がったまま
   落とした  頭 落とした
    視線     落とした
     涙    心 感情
      拳  そして 闇
       黒猫の笑い声が
           響く



#詩
#形容詩

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