グルグルと回る
貴方の指の円の軌道から
僕は目を離せなくなってる
歪んでいく視界
このまま 目を閉じて
堕ちてく 貴方の望む夢の中へ
そして それは僕が望んでいたんだ
だけど 目覚めて 見たのは
絶望だけ 少しの 希望も 無い現実
貴方の 笑顔に 夢中に なった
愚かな 蜻蛉が 堕ちた だけさ
僕の姿の 愚かさを 笑ってた 貴方を
必死に 僕は追いかけてたんだよ まるで
灰色の 景色に咲いた花の様 貴方の
笑う姿が そう見えた つまりは
僕だけの 一人芝居
貴方に指さされ 一人浮かれてる
そんなどうしようもない蜻蛉が僕
目を回して地面に堕ちて
潰れた身体
#詩
#形容詩