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#011│その本、何処で購入しますか?

こんにちは、kunと申します。

突然ですが、皆さん本は紙の本で読みますか?それとも電子書籍で読みますか?
私は紙の本を選んでいます。
では、紙の本を購入する時、皆さんは何処で購入されますか?

去年、とても楽しみにしていた書籍を発売日前にAmazonで予約注文しました。
発売日前に本を予約するなんて、いつ以来かわからないくらい久し振りで発売日当日を今か今かとわくわくした気持ちで待っていたのですが、なんと発売日当日になっても本が届かないという事態に……。
結局手元に届いたのは発売日から1週間近く経ってからのことでした。
確認してみたら、これは私だけのことではなく、他の方のところでもこういうことが起こっていたそうです。
発売日を楽しみにしていただけに、なんだか出鼻をくじかれたような気分になりました。

そこで思い出したのが、こちらの書籍で紹介されているエピソードでした。

『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』という本です。
出版取次会社の新入社員の主人公が、尼崎にある小さな本屋さんの店主からさまざまな仕事にまつわる経験談を教えてもらい、成長していくというストーリーです。
その物語の中で、小さな本屋さんの顧客である社長さんが、取引先におすすめしたい本を購入して配るのに、書籍をAmazonなどのインターネット経由ではなく、毎回この書店で発注するという話が出てきます。
何故その社長は毎回この小さな書店で発注をするのか?
その理由は「Amazonにはなんの義理もない。ここの本屋を応援したいから、毎回ここで買うんや」ということでした。


ネットで注文するのって確かに忙しい時にはとても便利ですよね。
でも、確かにAmazonに義理はないなぁと(笑)


話は変わり、以前私が住んでいた町には、私が子どもの頃から営業していた個人経営の本屋さんがありました。
子どものころはそこで漫画や雑誌を発売日に買いに行ったり、参考書を買ったりしていました。
しかし、進学や就職するとより品揃えが良く、帰り道にも寄りやすい街の大型書店へ行くことが多くなりました。
でも、ある日、その近所の本屋さんが閉店することになったのです。
本屋さんって近くにあって当たり前と思っていたので、閉店してしまった後は、心にぽっかり穴があいたような寂しい気持ちになりました。

今は引っ越しをしたのですが、新しく住んだ町にも駅前に個人経営の小さな本屋さんがあります。
コロナ禍の緊急事態宣言中などは、要請に従って本屋さんも閉まってしまい、やはり寂しい思いをしました。

それで思ったんですよね。 
購入できる本はなるべくここのお店で購入しようと。
応援するところにお金を落として経済をまわす。
少々大げさですが、近所にいつまでも本屋さんがあって欲しいので、その気持ちを行動に移すなら、こういうことだなと。

もちろん、発売からもう何年も経っている書籍は取り寄せのやり取りも面倒でついAmazonで注文してしまうこともあります。

なので、何がなんでも、という訳ではありませんが、購入先のひとつの選択肢として、物語の中の社長さんの考えを私も取り入れようと思いました。

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