相談したら「行動しよ!」しか言われないのなんで?っていうね。
「起業したい!」って人に対しての先輩たちのアドバイスが「行動しろ!」に終始する理由をちょっと書いてみたいから書いてみようかなと思って筆を取ってみました。こういう場面によく出会います。
「こんなアイディアで、こんな風にしてビジネスにしようと思ってます」
うんうん、すばらしいすばらしい。
半年後
「こんなアイディアで、こんな風にしてビジネスにしようと思ってます」
え、進捗ゼロ、、?
さらに一年後
「こんなアイディアで、こんな風にしてビジネスにしようと思ってます」
…。
みたいなみたいな。
別にこれ揶揄してないんですよ。こういう人多いんで。多分アドバイス求められたことある起業家とかってみんなこんな経験してるんだと思います。この人の人生なんで別にいいと言えばいいんですが、これ行動してたら全部変わります。
最近大学で講義させてもらった時に、「こんなんどうですかね?」って言われて「お、いいじゃん、近場で試しにやってみたら?」って言ったらほんとにその時間の後やって、報告くれた大学生がいました。彼、絶対うまくいきますよね。別にそのアイディアにめちゃくちゃ新規性があるかと言われたらそんなことはないわけです。インバウンド系なんで、おそらく10億人くらいが思いついてます。だけど、多分今日本でそれを実際に行動に移して、コンテンツつくった人は10人とかかと。つまりこの瞬間1億分のイチ。すさまじい成長。
で、やっぱりやってみてるからいうこと変わるんですよね。解像度が上がるって表現されることが多いんですが、今までは「外国の人ってこんな風に思うはずで〜」みたいなこといってたのが「外国の人はこんなことを言ってて」ってファクトに変わる!これすごい。明らかに誰も持ってない一つのファクトを持った瞬間。
これによって、次の行動変わります。今までだと「こんな風に思うはずで〜」だと、「こんな風に思う人もいるよね?」みたいなフィードバックになって次に進まないけど、「こんな風に言ってて」だと、「あ、じゃあこれもやってみたら?」って次に進むきっかけになっていく。小さい違いだと思うかもしれないですが、言ったらこれが全てです。このプラスのループに入るかどうかだけで、実際に起業して成功する人と、1年半後も同じこと言ってる人に分かれます。
アイディアあるなら、誰か一人でもその対象になる人に聞いてみたらいいんですよ。それはちょっと恥かくことかもしれないし、立場を悪くすることかもしれない(だいたい思い込みでそんなこと誰も気にしないんですが)。だけど確実にアドバイスを求めた人のつまんなそうな顔は変わります。自分は一生懸命考えてるのに何でこの人はつまんなそうに話を聞くんだろう?って思ってた相談相手が、なぜそんなにつまんなそうだったのかがわかる瞬間です。そして自分相談を受ける立場になった時に、言い古された言葉だけどって思いながら「行動しよ!」っていうんです。業が深いですね、ここ。
別にここに書いてあることも誰かが100回1000回10000回いってることです。でも、届いてない人がたくさんいる。今でも多分、何かをやるだけで勝手に10000分の1のレア存在になれます。永遠にそうなんでしょうね、人類って。全員が行動する人にはならない。そしてそれこそが行動がもてはやされる理由。一度やった人はそのやることのメリットの大きさを知って病みつきになり、何度も何度も行動を積み重ねる。かつて隣でバカ話してたあいつはもう手が届かない人になってる。悲しい。
とは言っても、、という方に最後、めちゃくちゃ有益な情報をお伝えします。これ知ってるか知らないかで人生変わるかもしれません。それは、、、
と、べつに煽るつもりも何でもなく、こちらも知ってる人はみんな知ってることです。行動だったり、挑戦だったり、自分今までとは違ったことをするとき、不安がたくさんあると思うんですよね。あの人になんて言われるかな?家族に説明しにくい。友達に話すと「急にあいつどうしたwww」って笑われるかもしれない。そんないろんなやつ。これ全部、忘れられます。たぶん一回誰かとの飲み会の席で話題に登るが最高に起こることです。半年後誰一人そのことを話題にしてる人はいません。他のことに夢中です。きっとこっちが身を切る思いで話題にしても「ん?そんなことあったっけ?」です。人は自分の人生を生きることに一生懸命で、誰かの何かを覚えておくことなんてできないんです。夕食の献立の方が気になるのが人のサガです。残念ですか?でもそれもそういうものです。
行動したらプラスのループに入る。
行動したことを誰も覚えてない。
だから先輩たちは「行動しろ!」って言うんです。
誰も覚えてなくても、自分のチャレンジや葛藤や感動はなくなりません。その過程で、おそらく死に際に思い出す最高の思い出が生まれ続けてます。
行動しよ!