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「介護給付費分科会」〜リハビリ職の開業権について思うこと〜



海外では認められている
リハビリ職種の開業権について、
今回は、争われたようでした。


Yahooニュース記事は
いつのまにか閲覧できない状態でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44819c2adc03bacb4ca45dda83594d367f0aab40z

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今の日本では、
医師会や看護協会の
勢力は強く(?)
リハビリ職種の開業権については
反対は根強いようでした。


約20年前、今よりも
リハビリ職種の人数も少なく
現在より更に、政治力が弱かった当時、
リハビリ職種に対しての
開業権は得られませんでした。


約20年前の細かい事情は知りません。
誰が、どういう立場で、
何を言ったのか?
知りません。


概要としては、
その当時(約20年前)事実上、
看護師が開業権を獲得しました。


その結果、現在の
『訪問“看護”ステーション』が存在します。
制度上では
“看護”と名前がつきました。


その当時から、リハビリのニーズに応える
形での『訪問“看護”ステーション』が
多くあったようです。


それにも関わらず、
リハビリ職の位置付けは、

“リハビリ業務は、
看護業務の一環として、
看護師の代わりに、
行う”でした。


誇りを持ってリハビリの仕事をしています。

個人的には…
引っかかる文言でした。



文言では、

「理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士による訪問看護は、その訪問が、看護業務の一環としてリハビリテーションを中心とした場合に
看護職員の代わりに訪問させるという位置付けのものであること」と書かれているようです。


その当時の
『訪問“看護”ステーション』は、
リハビリの訪問ニーズがあれば
リハビリ職が訪問していました。
もちろん
看護師の訪問ニーズが有れば、
看護師が訪問していたのです。


リハビリ業務と看護業務の
混在したサービスの運営が
始まったのでした。


約20年前から現在まで、
リハビリを希望して下さる
お客様のニーズに合わせて、
リハビリ職種が
増えてきた経緯がありました。


現在も
進行している給付費分科会は
年内には終わるそうです。
1月には分科会で決まったことが
明らかになるとの予測です。


11月の時点で
署名運動に発展したのは、
看護師6割の比率の問題でした。
Yahoo記事の中では、
日本看護協会の女性と
全国老人保健施設協会の男性
の個人名が書かれていました。

署名は、
その意見には反対する
立場でした。
署名のおかげで、
流れが大きく変わったのです。


『訪問“リハビリ”ステーション』
と名前をつけてリハビリを提供する
ステーションにすれば?

黒岩知事(神奈川県知事)の発言は、
私の心に響きました。

黒岩知事の意見は、
根本からの指摘だったのです。



私のモヤモヤした気持ちを
スッキリさせてもらえました。
上手くまとめて
代弁して下さったように
感じ取りました。

味方について下さったような
気がしたのです。

時代の流れを汲み
それに合わせて
お客様のニーズに合わせた形へ
スムーズに
制度を変えることはできるのでしょうか?
今回の分科会の中で
変わればいいな…
個人的にはそう願って
動向を見守ってはいました。

今も続いている給付費分科会は
どんな風に進むのでしょうか?

これからも何年もの間、
争いが続きそうなトピックです。

名簿のメンバーをみてみると
リハビリ職種らしき方は
含まれていませんでした。
専門家メンバーの選出は
どんな風に決められているのかは、
知りません。

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000703099.pdf

リハビリ職種がいない分科会の中で

療法士を減らす?
看護師を増やす?

そんな流れになっていたのです。

看護師と同様に
リハビリ職種が開業権を得る。

看護師にとっても、
リハビリ職種にとっても、
お客様にとっても
win-winである。


黒岩知事の意見は、
シンプルで妥当に聞こえました。
ニュースを聞いて感服したのです。


けれども
シンプルで明確な方向性が
あるにも関わらず、
その方向に向かうことは
阻まれています。

Yahooニュースの記事を読み

どうしようもないジレンマを感じたのです。
個人的な想像ですが…
医師会や看護協会にとってはリハビリ職種が
脅威的な存在に見えているのかも知れません🥲


話しは変わって、

署名の協力を求めた時、
お客様からは、あたたかな言葉を
沢山いただきました。
私には想像もつかない様々な
ご意見も耳にしました。

Sさん男性は
「そういうのはね、出来るだけ早く署名なんかでね、流れを変えてしまうことが大事」


Mさん女性は

「国策の失敗でしょ。そうはおもわない?」

Tさん男性は

(分科会の流れが変わったことについて)
「そんな簡単に変わるのなら…?
はじめから、議論しなきゃいいのに。
ねえ?」

Kさん女性は

「おかしな動きするね。」


様々な考えを耳にしました。
自分の頭の中で想像を巡らしました。


介護保険で今集められているお金は
どんな風に見積もって
誰が、金額を決めたのだろう?
専門家の意見は?
大きな見込み違いだったの?

けれども、考えたところで
どうにかなるものではないことは
明らかでした。
個人の力では到底無理なことに思えました。


けれどもお世話になっている会社の危機です。
リハビリ職も看護職も…関係ありません。

社内は和やかな雰囲気です。
お互いを、補い合う関係性です。


悔いの残らないように
自分が今できる行動をしておきたい。


署名活動によって、
今回の分科会の流れが
大きく変わりました。
正直…驚きました。

署名の力は
個人の力の
集まりでした。


署名して下さった方々の
行動や考え方には、

影響を受けました。
あたたかな気持ちに
させていただきました。
助けていただきました。


大きな力をお借りしました。
感謝の気持ちでいっぱいでした。

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