あをによし アスカとシナノと万葉歌と 奈良あるき
本年初の明日香パトロールに出動!
天気は雨のスタート。
基本晴れ女ですが、こんな日もあり。
そして今日は雨でもいいな〜と思っていた。
甘樫坐神社にむかっているうちに雨は小ぶりになり
晴れ間も見えてきた。
そして今回、ここ豊浦と呼ばれる場所についての話。
何度も通っているが、ちゃんと記録したことはなかった。
現在、向原寺(こうげんじ)のある場所は推古天皇の豊浦宮や小墾田宮のあった所とも伝えられている。
豊浦宮で即位した推古天皇は603年豊浦宮地と桜井寺地とを交換され、旧宮跡に桜井寺を移し豊浦寺といい、寺地に移った宮を小墾田宮と称したといわれる。
豊浦寺は由緒からいえば日本最初の寺であり、舒明朝には塔婆が建立され、持統天皇のときには、飛鳥五大寺の一つであったという。
ここにはもう一つ興味深い伝説がある。
豊浦宮跡地のすぐ横にある難波の池という小さな池があり
そこにまつわる仏像の話。
この池に物部尾輿が、百済の聖明王から献上された金銅の釈迦仏を投げ入れ
後に本田善光さんが拾い上げ、信濃まで持ち帰ったという謂れの池(難波の堀江)
そしてその仏像は長野善光寺の御本尊となる。
この近くに、拾い上げた仏様を洗ったというすすぎの瀧というのがある。
こらが全くの存在感がなく、道沿いの草むらに隠れてひっそりもいいとこ。
石碑の裏側に回ると、これまた草ボーボーの中に小さな祠と
その奥に石が積まれた瀧らしきもの(水は流れていない)が見える。
ひっつき虫にひっつかれながら写真を撮った。
もう少しキレイに整えればよろしいかと・・・
善行さん、飛鳥から信濃までえっさほいっさ担いで帰ったと・・・
仮に伝説的要素が多いにしても、何かしらの繋がりが飛鳥と信濃にあり、
その一方が全国でも有数の大仏閣となった稀有な顛末が面白い。
落とし物に福があり?! 笑
善光寺、ぜひ参詣してみたいお寺の一つ。
シナノ詣での際に行ってみよう。
そしていつものコース。
甘樫丘へ。
今日は万葉のこの木なんの木と歌巡り
今まで気にしたことなっか万葉の植物と歌。
最近、万葉集に興味を持ち始めたので改めて見ていると面白い。
古の人々も見た植物たちが歌に込められていると思うと
なかなか感慨深い。
下りはいつも階段の方
夢の楽市(産直市場)はまだお休み。
飛鳥坐神社まで行くことに。
いつもの田んぼ、そこで発掘作業が始まっていた!
これは追ってレポートせねば!
飛鳥坐神社、こちらは以前記事にしているのでサクッとお参り。
絶妙なバランス感覚をお餅、じゃないお持ちのみなさま・・・
密かに好きな神社であります。
晴れたので、今一度池を見て帰りたく同じルートで戻ることに。
大きな異常はなく、梅の蕾などを確認し今年は開花が早そう。
また発掘現場が気になるので、こちらは進捗状況確認に要パトロールとなります。
ということで新春スペシャルパトロールでございました!
小さい春を垣間見た、雨上がりの明日香を歩いた。