あをによし 秋の桜ゆれる藤原京 奈良あるき
気持ちの良い秋晴れの予報。
用事を済ませ向かったのが藤原京。
夏に蓮の花の投稿で訪れて以来。
少し前に、フォローさせていただいてる方の記事で
昨年の藤原京のコスモス畑をの写真を拝見し、
こりゃ行かねば!
奈良に越して3回目の秋を迎えていますが初めて観ます。
今日はその前に寄りたいところもあったので、
J Rまほろば線の香久山駅からスタート。
Hちゃんに聞いて行ってみたお店。
ワンダーランド!笑
心を鬼にして先に進む。
あちらこちらで稲の絶賛収穫中!
そしてこの時期、町はかなりスモーキーになる。
刈り取りが済んだ畑で焼き入れ?中の男性と目が合い
男性「こんにちは!」
雲「こんにちは〜!、今年は豊作ですか?」
男性「まだ刈り取っただけだからわからん」
男性「遠くから来たの?」
雲「えーーーっと、近く・・・」
男性「なんや〜」
こう言う時は「はい、横浜からやってきました!」と言った方がいいのかな?
と最近よく思う。
みんな、なんだ地元か?って反応。笑
そんな稲刈りの様子を見ながら藤原京へ着くと
いつもはほとんど人がいない広場に、たくさんの人の姿が遠目に見えてきた。
夏の蓮池側から入ったら、
花の舞台は西側へ。
蓮の時以上にたくさんひと。
かなり本気なカメラで撮影の方も多数。
これが、なかなかどう撮ったらよいか難しい!
群生のものを美しく、しかも迫力ある写真はどう撮ったらいいものか・・・?
あーでもないこーでもない、あっちの角度こっちの角度と
色々撮ってみたが、全く納得いくものが撮れなかった。
ワタシはポツンと系の方が好きかも。
想像以上に規模も大きく、花も見事だった!
周りにまだ蕾の畑がいくつかあり、これがすべて咲いたら
それはそれは華やかな花畑の景色でしょう。
満開の秋桜堪能し、藤原京を通り抜け
ここまできたので香久山に行ってみることに。
香具山、大和三山(香具山、畝傍山、耳成山)のひとつ。
近くまで来たことはあったが、上までは登ったことなかった。
山の入り口付近で、巨大な虫取り網を持った男性が。
雲「なんの採取ですか?」
男性「何か取れないかな〜って」
雲「・・・・」
ものの10分ほどで頂上(笑)
標高152m。
万葉集などでもよく出てくる天香具山。
「天」という尊称がつくだけあり、大和三山の中でも最も
神聖視されていたとのこと。
有名な歌に持統天皇の
「春過ぎて 夏来たるらし 白たへの 衣干したり 天香具山」
これはワタシも知っている!
ワタシの大好きな中大兄皇子(天智天皇)は
「香具山は 畝傍ををしと 耳梨と 相争ひき 神代より かくにあるらし 古(いにしへ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 妻をあらそふらしき」
〈原文〉
高山波雲根火雄男志等耳梨與相諍競伎神代従如此尓有良之古昔母然尓有許曽虚蝉毛嬬乎相挌良思吉
万葉の人々が今ここに立っている、この山を思って歌ったかと思うと・・・
やはり奈良、飛鳥はすごい土地だと身震いがする。
この頂上で、ちょうど同じタイミングで登っていたご夫婦があり
その奥さんの方から話しかけられ・・・
平日に一人ウロウロしていることに何やら興味を持たれ?!
奥「今度、山へご一緒しませんか?」と
どうしたものかと・・・
これもご縁なのか?
まあ、基本”来るもの拒まない”タイプではあるのでね。
あっという間に登った山、行きとは違った道であっという間に下る。
ゴールデン明日香が広がる!!
ということで、ここまで来たので明日香パトロールしながら帰途へ。
黄金色に輝く明日香だった。
藤原京のコスモスだけのつもりが・・・
でもこれだけ歩いても、汗だくになることもない
暑くも寒くもない最高の季節
すぐやって来る冬の前の、鮮やかな秋を歩き記録しておこう。
今日の収穫
待ちに待った、『生落花生』
かなり大粒の代物。
そして夕空は茜色
ふわっと風に乗って金木犀の甘い香りが・・・
10月も半ばの 菊花開の候
良い週末を!
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