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懐かしき文学フリマ

今度の日曜日は、東京流通センターで「文学フリマ」が開催されます。アーリーバード・ブックスさんが、「首塚の上のアドバルーン」「挟み撃ち」の後藤明生さん(1999年没)のコーナーを設けるそうです。残念ながら交通費がないので参加できません(T^T)

明生さんの「首塚の上のアドバルーン」を読んでから、実際に幕張にある首塚を見に行ったことをブログに書いたことがあります。明生さんの「挟み撃ち」も変な小説で面白かったです。まあ、カフカの影響を受けた人って多いんですね。

あ、文学フリマだ。

文学フリマって何だか面白いんですよ。東京流通センターという変わった会場で開催されている文学のコミケみたいなものですよね。会場には小説家や詩人になろうとしている変わった人々がワイワイガヤガヤやっているんですよ。僕は人が集まる場所が嫌いなので早々に帰りましたが(笑)。

僕の小説「風を供物に」を掲載していただいた文学同人誌「破滅派10号」(2014年発行)を買いに行ったことが懐かしく思い出されます。懐かしくとは言うけれど、義父が死んだことをテーマに書いた小説が載った雑誌を、10冊ほど買って、そのまま神奈川の実家に行って、僅かな余命を告げられて相模原の病院に入院していた僕の母親(2015年没)に自慢げに見せたことが恥ずかしく思い出されるのですよ。

交通費があれば行ってみたいな文学フリマ。

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