見出し画像

2025年1月7日 相場日記

相場概況

  • 株は上昇:S&P500種株価指数とナスダック総合指数は続伸しました。大型テクノロジー株が買われ、特にエヌビディアが最高値を更新しました。FRBのマイケル・バー氏の退任が規制緩和への期待を高め、銀行株も上昇しました。

  • 金利は下落:2年債の利回りは減少しましたが、10年債利回りが4.63%に上昇し、30年債利回りも4.85%に達しました。トランプ次期政権の政策がインフレを再燃させる懸念から、米国債は売り圧力にさらされています。特に、今週予定されている国債入札の需要が低調であることが、利回り上昇の一因となっています。

  • 金は続落:トランプ次期米大統領が関税政策の後退はないと明言したことで、ドルが下げ渋り、金の売りが優勢となりました。金スポット価格は一時1%下落し、利益確定の売りが出たことも影響しています。

  • 原油は下落:原油は6営業日ぶりに反落しました。WTI先物は1バレル=73.56ドルで終了しました。テクニカル指標が上昇局面の行き過ぎを示唆したため、売りが優勢になりました。供給過剰見通しやOPECプラスによる生産拡大の可能性が、原油相場の先高観を抑制しています。

通貨強弱

  • ドル・円は下落:ワシントン・ポスト紙がトランプ次期政権の関税政策に関する報道を行ったことがドル売りを誘発しましたが、トランプ氏が報道を否定したため、ドルの買い戻しが強まりました。

  • ユーロ・ポンドは上昇:ドイツの消費者物価指数が予想以上に加速したことや、ユーロ圏のサービス業PMIが上方修正されたことがユーロ買いを支えました。

  • 豪ドルは反落:ドル安の影響を受けて上昇しましたが、トランプ氏の発言がドルの買い戻しを促し、豪ドルは反落しました。

いいなと思ったら応援しよう!