見出し画像

2024年11月13日 相場日記

相場概況

  • 米国株
    2024年11月12日、主要な米国株価指数は選挙後の利益確定売りや経済指標の発表を前にした警戒感により全体的に下落しました。特にS&P 500、ダウ平均、ナスダック総合指数のいずれも下落し、小型株と銀行株のパフォーマンスも弱まりました。

  • 金利
    10年物米国債利回りは4.42%に上昇し、トランプ氏の政策によるインフレ懸念と財政出動の増加が影響しています。また、FRBの利下げペースが緩やかになるとの見方もあり、これがドルの需要を高めています。


  • 金価格はドル高やインフレ懸念の影響を受け、変動の幅が大きくなっています。ドル高が金価格を押し下げる一方、金は依然として安全資産としての需要が高く、インフレヘッジとしての役割が再認識されています。

  • 原油
    原油価格は11月12日現在、中国の需要の伸び悩みやOPECによる石油需要予測の引き下げなどが影響し、下落傾向が続いています。また、供給面では米メキシコ湾岸の生産停止が不安材料となっています。

  • 仮想通貨
    ビットコインは過去最高値を更新しましたが、選挙後のドル高や規制の不確実性が仮想通貨市場に影響を与えています。投資家は市場のボラティリティが高い中、慎重な姿勢を崩していません。イーサリアムも同様に価格上昇が見られますが、規制動向に大きく左右される状況です。

通貨強弱

  • ドル
    2024年11月13日、米ドルは主要通貨に対して強含みで推移しました。これは米国の経済指標が予想を上回る結果を示し、ドル買いが進んだことが背景です。FRBの利下げに慎重な姿勢がドル高を支え、安全資産としての需要も強まりました。


  • 日本円はドルに対して弱含みで推移し、日米金利差の拡大が円安の一因となりました。日銀の政策正常化が緩やかなため、円の下支えが難しく、リスクオフ局面でもドルが選好されています。

  • ユーロ
    ユーロは米ドルに対して下落しました。ユーロ圏の経済指標が予想を下回り、ECBの金融緩和政策が続く中で、イタリアの財政問題など政治的不安定要因も重なり、ユーロの需要が減少しています。

  • ポンド
    イギリスの経済指標が予想を下回り、ポンドはドルに対して下落しました。インフレの高止まりやBrexit関連の不透明感がポンドの下支えを阻害し、特に貿易交渉の難航が市場の懸念となっています。

  • 豪ドル
    豪ドルはドルに対して下落しており、オーストラリアの経済指標の弱さ、鉄鉱石などの商品価格の下落、そして中国経済の減速が豪ドルの下落要因となっています。中国との経済的結びつきが強い豪ドルは、回復には時間がかかるとされています。

ファンダメンタルズ


いいなと思ったら応援しよう!