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2025年1月16日 相場日記
相場概況
株は上昇:米国市場での消費者物価指数(CPI)がインフレへの過度な懸念を和らげ、金利が低下したことが原因です。
金利は下落:米国債は大幅高となり、10年債利回りは一時16ベーシスポイント低下して4.63%となりました。米CPIがインフレ鈍化を示唆する内容であったことから、FOMCの次の動きが利下げであるとの市場参加者の見方を裏付けたためです。
金は上昇:米CPI統計を受けて国債利回りが低下し、ドルが下落したことが金の価格を押し上げる要因となりました。金利低下は通常、利子の付かない金には追い風となります。
原油は上昇:ニューヨーク原油先物相場は反発し、1バレル=80ドルに達しました。米国が講じた新たな対ロシア制裁が影響を及ぼし始めたことや、米在庫の逼迫感が相場を押し上げる要因となっています。
仮想通貨は上昇:株高の追い風を受けて、仮想通貨も上昇しました。
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通貨強弱
円は上昇:日銀の植田総裁が「来週の会合で利上げを行うか議論する」と述べたことで円が買われました。
ドルは下落:米12月CPIの伸びが食品とエネルギーを除いたコアベースで鈍化したことが影響しました。
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ファンダメンタルズ
米消費者物価指数
昨年12月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比0.2%上昇し、予想の0.3%を下回ったことから、インフレの鈍化が示されました。この鈍化により債券市場での大幅な売りが抑えられ、FOMCが従来予想より早期に金利を引き下げる可能性への期待が高まりました。
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前年同月比でもコアCPIは3.2%上昇し、総合CPIは予想通り2.9%上昇した。特に宿泊費や医療サービス費、家賃の伸びが抑制要因となりました。金融当局はさらなる安定を確認するために追加データを注視しており、3月には利下げの選択肢が再び浮上する可能性があります。
一方、短期金融市場では2025年通年で約38ベーシスポイントの利下げが織り込まれ、年内に2回目の25ベーシスポイント利下げが約50%の確率で行われると見られています。