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同人誌の作り方 初心者字書きさん向け③
初心者字書きさん向けの同人誌の作り方3回目です。
前回の続きです!
こちらは私なりの作り方ですが、参考になれば嬉しいです!
相変わらず長いです!すみません!
今回は
③締め切りまでに原稿を全て準備する(脱稿)
④締め切り前に印刷所に入稿する
までの話です。
同人誌製作の簡単な流れ
①印刷所を決め、何となくの見積もりを取っておく
②原稿の目処がある程度たったら、印刷所に予約注文する
③締め切りまでに原稿を全て準備する(脱稿)
④締め切り前に印刷所に入稿する
⑤不備がなければそのまま印刷、不備があれば直しをする
⑥印刷所から指定場所に発送してもらう
③締め切りまでに原稿を全て準備する(脱稿)
同人誌製作の最大の山場、原稿の完成です。
入稿に必要なものは
◉表紙
◉本文
です。
この段階で全ての原稿を準備しておく必要があります。
そしてあらかじめ、入稿できる状態のファイル形式にしておきます。
まず本文。
私は原稿はWordで書いてます。
Wordで入稿できる所もあると思うんですが、基本的にはPDFでの入稿になると思います。
PDFを作る方法は、Wordでテンプレートなどを使ってそのまま印刷できる原稿の形にしたものを、PDFで保存し直すだけです。
この時必ず完成したPDF原稿を見直してください。
表記の揺れなどがある場合もあるので。
この時に、小説本文以外で必ずつけなくてはいけないものがあります。
奥付です。
【奥付に必要なもの】
■本のタイトル→そのままタイトル
■発行日→イベント合わせならその日の日付
■発行者→ご自分の活動名とサークル名
■印刷所→その本を印刷した印刷所さん
■連絡先→メールアドレスでオッケー(フリーのでもいい)
■ピクシブ、マシュマロなどのQRコード→あると分かりやすい。感想欲しいときとかも。
■注意書き→例)原作者様、出版社様とは一切関係ありません、オークションやフリマ禁止、一般の方の目に触れないようにしてね、などなど。
あとはXなどSNSやってる方は、アカウント名も入れておくとい良いと思います。
再販の場合は、初版と再販の日付入れておくと分かりやすいと思います。
自分の本名、住所、電話番号などは必要ありません。
個人情報は書かなくて大丈夫です。
他の方の本とか見てぜひ参考にされてください。
奥付いれると、「いよいよ本になってきた…!」って感覚でてきます。
あと私は、あとがきも入れてました。
なんか憧れませんか、あとがき😂
なんかすごく、小説っぽい!(語彙力)
読む読まれないは別として、感謝の気持ちとか制作裏話なんかをここに書いてました。
奥付と同じページに書いてもいいです。
あとは長編小説や短編集なら、冒頭に目次を入れておくと読みやすいです。
注意書きをここに書いてもいいし(私はよくここに書いてました)
ページ数の調整で中扉入れても良い。
間に挿絵入れたりとかしてもいいし、奥付とか目次はWordじゃなくてCanvaとか別でデザインして作ってもいいです。
私は小説部分以外はCanvaで作ります。
入稿の時に対応ファイル形式になってれば大丈夫です(要確認)
入稿がファイルで一括か、別々のファイル形式で一枚ずつアップ可能なのかとか。
その入稿方法に合わせて準備します。
ページ数がギリギリなら最低限の奥付だけあればなんとかなります!
逆にどうしてもページ足りない場合は目次の後ろとか、良きところにしれっと白紙ページいれてもいいです。
これらを全て合わせたものが、最終的な本文です。
これを全部合わせて、四の倍数になっている必要があります。
製本の方法は中綴じ本と無線綴じ本だと思うんですが、どちらにしても必要ページ数は四の倍数になります。
印刷所の注文をする時に、選べるページ数がそうなってるはず。
いや、私はそれしか経験してないので他もあるかもしれませんが!
なので、本文全て合わせて四の倍数のページ数になるように調整します。
注文する前に、この辺を調整しておかないと大変になるのでご注意ください。
次は表紙。
表紙も四の倍数です。
内訳は、
■表紙1→これが本の顔、THE表紙
■表紙2→表紙の裏(基本的に白紙、デザインも可能)
■表紙3→裏表紙の裏(基本的に白紙、デザインも可能)
■表紙4→本の裏表紙
表1表4がつながって印刷されます。
表2表3が、その裏側になります。
真ん中で折る形です。
なので、表紙部分も四の倍数です。
表2表3のデザインをしないなら、準備するのは表1表4だけです。
この時、背表紙までまとめて1枚にして、一緒にデザインすると統一感出ます。
必要なければ元々の紙の色です。
背表紙の幅なぞわからん!って時は、印刷所のサイトに計算方法書いてあります。
あとは、サイズや選んだ紙やページ数などの数値を入れて、専用のテンプレートを作ってダウンロードできる印刷所もあります。
紙の厚さが印刷所によって微妙に違うので、このテンプレートはその印刷所のテンプレートを必ず使ってください。
私はその専用テンプレートで、Canvaで背表紙込みで表紙と裏表紙(表紙1表紙4)を一気にデザインしてます。
それをメディバンペイントに貼り付けて、psd形式にしてます。
左綴じと右綴じで、並び順変わるので注意してください!
通常の一般的な縦書き小説なら、右綴じです。
デザインは左側に表紙1、真ん中背表紙、右側に表紙4、です。
絵を描くのが面倒くさいので文字だけの説明ですみません!
表紙デザインとかはまた別に記事書きますね(多分)
印刷所によって、表紙部分と本文全て合わせた総ページ数で計算するところと、
表紙部分抜きの本文だけのページ数で計算するところがあります!
これは注文時に印刷所で必ず確認してください!!
4ページ分の差が出てしまうので〜!
というわけで、これで必要な原稿が全て揃いました!
これが脱稿です!!
がんばりました〜!!
脱稿とは、原稿が全て仕上がることです。
入稿は、その脱稿した原稿を印刷所にお渡しすることです。
この違いも最初はよくわからんかったですね。
そして次がいよいよ入稿です。
④締め切り前に印刷所に入稿する
先にしていた注文が終わった段階で、入稿の締め切り日が決まります。
最終の締め切り時間もあるのでご注意ください。
これはきちんと確認して、必ず厳守します。
締め切り時間ギリギリの入稿はマジで焦ります(経験者)
ファイル形式を確認して、出来上がった本文と表紙を、印刷所のサイトからアップロードしていきます。
メールの場合もあるのかな?
今はアナログ原稿受け付けしているところのほうが少ないかもです。
デジタルで書いて、デジタルでアップロードまで出来ます。
誰でも同人誌を作りやすい時代になりましたね。ありがてえ。
基本的にはサイトに専用アップロードページがあるので、指示に従ってファイルをアップします。
印刷所によっては、本の出来上がりを画像でその場で確認できたりもするので、大変ありがたいです。
不備がないか確認したら、入稿完了です!!
というわけで、最大の山場はこれで越えました。
お疲れさまでした!!
あと、入金するの忘れないでください!
あとは印刷所で不備がないか確認してもらいます。
この続きはそんなにないんですが、長すぎたので次回に回します〜。
次回でやっと終わります!長い!
私がお世話になってる印刷所のブックネクストさん。
とてもシンプルで初心者にもわかりやすいです。
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