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概ね寝てたまに起きる日々

 ここのところ鬱の底を這いずり回っており、1日の大半をベッドの上で過ごしている。1日の大半というのは文字通りほんとうの大半で、起きている時間など24時間の内4時間程度なものだ。
 朝は6時に一応起きて7時には夫を送り出し、すぐさま二度寝。次に目を覚ますのは12時頃でプロテインと安定剤を飲んでまたベッドに潜り込み、19時頃に起きて夕食の支度。20時過ぎに夫と夕食を摂り、9時前には就寝する。そんな毎日をここ1週間程度続けている。まさに「概ね寝てたまに起きる日々」である。

 この現状、本来であれば病院へ罹った方がいいのであろうがその気力も湧かぬ。何せこちとら座っているのも難儀なのである。いくら歩いて15分ほどのかかりつけと言えども、身だしなみを整えて外出することなどなぜできようか。ダル着で部屋をのろのろうろついているだけで済む家事の方がまだハードルが低い。

 そして、これは今更薬でどうにかなるものではなく周期的なものであるのも私はもう学習している。これといった大きな悩み事や不安は特にないのだ。とにかく脳も体も動かない。動かないので悩みようも無い。全身を覆う倦怠感で感情も動かぬ故、娯楽を消費する気にもなれない。尾籠な話で恐縮だが、風呂にさえいつから入れていないのかももう杳として知れぬ。(なので外出のハードルが高いというのもある)

 本当ならもっとポップに鬱状態についてお伝えしたいところなのだが、残念ながらポップ要素が見当たらない。この文章もほぼ脳から源泉掛け流しの一筆書き散文である。毎週続けてきたことを途切れさせると、恐らくダラダラと休み続けてしまうだろうからこうしてダラダラ書いている。言うなればアリバイ記事だ。愉快なことなど一つもなかろう。

 おそらく軽躁状態で片付けた荷解きの疲れがここへきてどっと出てきているのであろうと思う。もう1週間もすれば、少しは動けるようになっているはずだ。というか、なってもらわねば困る。来週は待ちに待った忍たま乱太郎のミュージカルを観劇する予定が入っているのだ。

 そうした(常時であれば)心躍る(はずの)予定が、どうにか今の私を概ね寝てたまに起きる状態に留まらせている。
 常時より少々短く、かつ不穏な締めになってしまったが、今週はこれにて失礼させて頂く。

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