「また会いたいね」が現実になるまで
若い頃に地元から離れてしまったため、学生時代に仲の良かった友達とのつながりが、だんだんと途切れてしまった。
物理的な距離もそうだけど、私が自分から誘うことができない性格なため、自然と関係が消滅してしまうのは、何にしても時間の問題だったと思う。
私が学生の頃は、もちろんSNSなんてものはなく、卒業アルバムの最後のページに、みんなの住所が載っているような時代だ。
連絡を取り合うときは電話か手紙が主流で、自分から誘うことができないうちに、少しずつ会うまでの間隔が長くなり、いつの間