過去の私からのエール

【作業場のお片づけ中に、とても懐かしい作品たち】

「赤ずきんの森」

技術的に、など言えば、全く未熟なのは、誰に言われなくても分かりきっているけれど、
個人的な好みでは、今でも我ながら、
とっても良い作品のシリーズだったなと思っています＾＾
(自画自賛ですが、これは、モデルさん自身の深い世界観もあって生まれたものだと、今も改めて感じます。
本当に、必要な時に必要な出会いはあって、そこで生まれる奇跡があると実感として、深く思います)

マイノリティーな感性すぎて、日本では、一般受けは全くしなかった、かつ当時も自覚はあったのですが😅
女性のヌードやエロティシズムやセクシュアリティー、ジェンダーなどは、いまでも相変わらずタブー視されがちなジャンルとは思いますが、
当時は今以上にやはりそうだったかなとは思います。

そして、画像アップしてもらうと、虫刺されの箇所修正の指示書き💦
本当に頑張ってもらって、今でも心からの感謝です🙏🏻
何せ、9月の山の中でヌード。。
様々工夫もし、ロケハンも含めて大変だったことも…
全部が全部、懐かしい。
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ちょうど先日43歳のバースデーとなったのですが＾＾
改めて19歳当時の自分に、いま、エールを貰っています。

脇目も振らずに、ただただ、
お金にもならない、世間的には、なんの意味もないと言われるであろうことを、思いのままに探究し、
試行錯誤、いかに形にするかだけを考えていた、ある意味全くもって怠惰で、本当に贅沢だった日々。

形のないものを、ただただ見つめ、形を見いだし与えること。
「曖昧さ」の価値を、というよりも、「曖昧さ」の持つ魅力が私にとっては美しすぎて、
そこをどう表現すれば良いのかと、真剣に考えていました。

思い返せば、本当に今も「好きと嗜好」は、変わっていなさすぎる＾＾と思います。
やはりやはり、当時の喜怒哀楽の全てが、懐かしく、何よりの財産です。

この人生を卒業し、亡くなった以降は、何も持っては行けない。
ただ持っていけるのは、愛と経験、感動だけだ、のような？言葉を見たことがありますが(ちょっと曖昧で間違っているかもなのですが)

今となっては、間違いなく抱えて持って還るうちの、ひとつの日々だなと、思っています。
その最中は、我ながらめちゃくちゃすぎますが、
あんなに未熟でヒリヒリとした、恥ずかしい日々は、ありません＾＾
(と言っても、恥ずかしい日々のその一くらいですけど😂)

今でこそ、その場を与えてくれた亡き父に、心からの感謝を伝えたいと思っています。
言葉ではもう直接は言えないとしても、
きっと伝わっていると、信じます＾＾
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昼でもなく、夜でもない
暁と黄昏れのはざま
男性ではないが、女性でもない、
そもそも、そんなことは、どちらでもよいし、関係もない
ここではない、どこか
今ではない、いつか
感じてはいるが、形はない
世界と幻想の境界線
何処へ辿り着くのかは分からないが、
何処かへ辿り着けることだけは、分かっている。

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曖昧さのある世界が持つ美しさに、心からの共鳴と、
目に見えないものに形を与えることへの、
私自身の喜びと役割を大切にして、
生きていきたいと改めて感じた今日です。

このシリーズ、30センチサイズにきちんとプリントして、アクリル板打ちした正式な作品は、
実はこの約16年ずっと、大好きなベルギー人アーティストのお宅にあります（笑）

26歳当時、アントワープのアートイベントで展示させていただくために持っていき、
次に帰ってくる時まで保管しておいて〜、と気軽に預けたまま、結局行けずじまいで今に至ると言う💦

そろそろやはり、回収も兼ねて、そう遠くない未来に、再来したいなと思います＾＾

大好きなアントワープ。
LGBTQなんて言葉もない時代に、ただただ愛を讃えあう街ぐるみのイベントをしていたアントワープ。
白髪のおばあさまが、自身の愛をステージから訴えていた姿に当時心底感動した。
隣の誰かとハグを交わすことが、どこまでも自然で愛のある時間だった。
アントワープが大好きと思える経験を、彼の地でできたことが、またより一層幸せです♡

過去の全ての時間軸の私に、心からの感謝とエールを＾＾
そして、また、過去の全ての時間軸の私も、きっと今の私を、応援してくれている。
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