(15)見守りネットワーク
義父が徘徊をして、想像もしないほど遠くまで歩いていたこと、徘徊中に車道を歩いていたことを踏まえ、ケアマネージャーと相談して、市のサービスの1つである見守りネットワークの登録をすることにした。徘徊をしてしまう認知症の高齢者のために、QRコードの印刷されたシールを衣類や持ち物に貼り付けておくものだ。これを貼ったからといって徘徊がなくなるわけではない。徘徊しようとする義父を止めれるものでもない。しかし、今後、家族が気づかない間にいなくなっていた場合、役に立つかもしれない。経済的にやってあげられること、やってあげられないことがあるが、できることはやっておこう。徘徊がある家族の対策として、GPS機能のついたスマホを持たせておく。GPSをカバンやポケットに入れておく、ということも聞くが、義父は徘徊するときにいつも同じカバンを持つとは考えにくい。スマホも、今さら出かけるときは電話持っていってね!と伝えて、守れるとも思えない。徘徊させないように部屋に施錠、玄関に新しい鍵の取り付け、交換…。玄関から出られなくなれば徘徊はなくなるが、それしかないのかな…。徘徊するのをわかっていても本人の意志が固くて止められないこともあるし、かと言って自分の用事をキャンセルして徘徊にずっと付き添うのも限界がある。徘徊に付き添いしてもらう介護サービスは見当たらない。どうしたらいいんだろ。