教職員組合に入らないという選択
こんばんは。
新年度になってもう2か月近く、早いものですね。
新採用の先生は、もう「教職員組合に入らないか?」と誘われた先生も多いのではないでしょうか。
公立学校の場合、教職員組合は自由参加です。
なので、「入らない」という選択もOKなんですね。
いや実のところ、全国的な統計を見ると、入らない人も結構いるようです。
気持ち、わからないでもないんですよ。
教職員組合って何者かよくわからないし
入るとお金がかかるみたいだし、面倒な役が回ってくるみたいだし…。
でもまぁ、何者かよくわからない、ってとこに対しては、自分としては案内?がありまして
教職員組合は怪しげな団体ではありません(笑)
先生方の給料やボーナスや休暇などの権利といった働き方、学校のやり方を、教育委員会や役所と交渉します。
教育委員会や役所も、しっかりと相手にしてくださっています。
また、先生方のイベントや学習会をやっています。
で、こういうことするには人が必要でして。
教職員組合でスタッフを雇って給料を雇っています。
なので、そのお金をみなさんに負担してもらっています。
面倒な役、というか、行事の動員とか組合の役員とか回ってくることは、否定できない話です。
でも、行事に参加した人、身近なとこで聞くと結構充実してそうでした。
役員も、やってみて良かったって話も聞きます。
そしてここから特に大事なんですが…
教職員組合に入らない、という選択はできます。
が、しかし、そうすると教職員組合に入っている人の人数(組合員数と言います)は減ります。
上に書いたように、教職員組合は先生方の待遇や学校の働き方を、教育委員会や行政と話し合います。
その時、教職員組合に入っている人の数が少ないと、
「それってごく一部の人の意見ですよね?」(某有名人風)
となり、先生方の「待遇を良くしてほしい」「人員を増やして欲しい」「業務を精選して欲しい」っていう要望が通りにくくなるんですね。
そうなると、教職員組合に入らないっていう選択は、積もり積もると、自分で自分たちの首を絞めることになるんですよ。
せっかくの教員生活、自分たちの願いが大事にされないのはつらいですよね。
だからこそ、教職員組合加入は自由ではありますが、自分たちのために、そして自分たちが働きやすいことで子どもたちに良い教育を提供できるようにするために、加入して欲しいのです。