無秩序の中にある秩序
オススメの映画を聞かれたらいつもブロンソンと答えております。
実在したバケモンみたいな犯罪者の獄中生活を描いていて人ぶん殴って全裸で大暴れして大便撒き散らして体に塗りたくってギャーギャー騒いでのドタバタ劇で一見ゴリゴリのクライムなんだけど監督がニコラスレフンなのでライティングの美しさはじめ構図など1シーン1シーンがアーティスティックだし間の取り方も気持ち良くて淡々と俯瞰で観ていられる。
サイコパス犯罪者の挙動を眺めるだけの1時間半だが見終わったらなぜかスッキリしています。多分人間誰しもが秘めている狂気や衝動を彼が大便してくれているんじゃないかしら。
この映画、なぜか日本での評判あまり良くないんだけど本当に謎。
逆に何がダメなのか教えてほしいくらい。