「悪魔と夜更かし」
ハロウィン!
ずっと見たかったアメリカホラー映画をようやく観れました!
予告を見た限りファウンドフッテージ映画、モキュメンタリー映画だと思って期待して観に行ったのですが、モキュメンタリー要素は結構少なかったなぁ。そこは残念。でも、普通に面白かったなぁ。予算が掛かった大手ホラーでは味わえない良さがあった。
まず日本にもかつて存在した、霊能討論番組ってスタイルが凄く懐かしいというか、僕の世代はどっちかっていうと一般から寄せられたホラー映像を次々と見ていくって番組スタイルが馴染み深いんだけど、ちょっと上の世代だとビートたけしとかが司会で霊能肯定派と否定派で討論するって番組結構あったじゃないですか。僕もYouTubeでそういうの見たりもしたから懐かしいなぁと。出てくるゲストのチープさが凄いクセになるというか。最初に出てきた霊聴者の小物感たるやホントに最高だった。髪型とか服装が一昔前の古臭い感じも最高。だからこそ残念だと思ったポイントが、映像が綺麗過ぎる......。70年代の映像にしては綺麗過ぎるよ......。ちょっとザラついた質感に加工はしてあるんだけど、それでも綺麗過ぎるし、モキュメンタリーとフィクションどっちにも振り切られてないもどかしさというかそういうのはあった。あとVFXがショボいのもねぇ......。いや、他の映画に比べて予算があまり無い小規模の映画なのは分かるんですよ。仕方ないんだろうけど、あのVFXなら実際の造形物とかアナログでやって欲しかった感じはある。まぁ意外とそういう手法の方がお金がかかるとも聞くし、観客の戯言なんだけど。カット割りとかカメラワークも序盤からフィクションと割り切った手法だった。結構序盤から「あ、これは俺が期待してたタイプの作品じゃないかもしれない」ってすぐ分かったというか、こっちはファウンドフッテージを期待して観に来てて、最近だと「イシナガキクエをさがしています」とか「Aマッソのがんばれ奥様ッソ!」レベルのモキュメンタリーだと思って行っちゃったから、そこで肩透かし食らったというか。いやでも思い返すと公式的には全然モキュメンタリーとかファウンドフッテージとして宣伝はしてないんだよね。予告を観てズレた期待をしてしまった僕が悪いかも。
あと我々も含め全員が催眠術に掛かったという演出はちょっと捻りが効いてて面白かった。
子供の頃は「アントラム」とか「アンフレンテッド」とかガチで信じてたからなぁ。今見るとそういうエンタメって全然分かるんだけど、いつかガチモキュメンタリーホラーを大スクリーンで観てみたいです。
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おわり。