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新任教員の「やめたい…」に

新規採用ですでにやめたい方、やめた方がいらっしゃいます。
それは、とても分かります。

「やめるなんてもったいない」

そんな言葉でどうにもならないことも分かります。
・知らない場所
・知らない人
・知らない仕事

慣れないし、全く先が見えません…。
先が分からないことほど、ストレスになることは分かりません。

「まだ子どもたちと会ってもいないのに?」

会っていないからです!
・どんな子どもたちか分からない。
・私はどんな顔で、何を言えばいいんだ…。
・私に担任なんてできるのか?
・誰が助けてくれる?誰に相談したらいい?

経験がないので、楽しみよりも不安の方が大きいのです。

「教育自習で経験しているはず」

違います。
教育実習は担任がいて、学級経営をされている学級に入るのです。
全てを一から創るのとは全く違います。
どう進めていくか、同じ学年の教員が一緒に考えてくれるでしょう。
でも、その場にはいないのです。
一人でやらなくてはいけないのです。

では、どう考えればよいのでしょう?
正直、特効薬はありません。

「あまり考えるな」

と言われても難しいです。
なので、考えられる方法としては2つあります。

①今の気持ちを受け入れる
 みんなそうなんだ。
 ベテランの、尊敬する先生も、自分の担任だった先生も、最初はこんな気持ちだったのだ、と。
 同期も、そこにいる楽しそうな教員も、みんな。
 目の前のことを精一杯やるしかないのだ、と。
 結果は、後から考えればいい、失敗したとしても。
 同じ学年の先生と、一緒に考え、基本的な進め方は理解しておこう。
 ただ、私は、シナリオを作っておくのは基本的にお勧めしません。
 「その通りにやらなければいけない」
 は枷になるからです。
 基本的な進め方だけは頭に入れて、後は子どもを見ながら、反応を見ながら、進めていきましょう。

②職場を離れたら、仕事のことはなるべく考えない
 これは、今だけではないです。
 これから、悩みや嫌なことは日々抱えることになります。
 そういう仕事です。
・明日の授業、どうしよう?
・お休みの子に連絡するの忘れた…。
・誰も教えてくれない。
・保護者対応、どうすれば…。
・保護者会って?
 職場にいるうちは、精一杯考えて準備していいと思います。
 ただ、際限ない、のです。
 いくらやっても、十分にはならないのです…。
 だから、今日は7時まで!(19時、すでに時間外労働ですみません…)
 とか、決めて区切りをつけます。
 その時間までに、やることを順番に進めていきます。
 100%にはならないことを前提に。
 教育に「Best」は存在しません。
 「Better」を求める仕事です。

「頑張ってください」というのはあまり好きではありません。
頑張っている人に言う言葉ではないと思いますので。

この場所からではありますが、応援していますし、お役に立てたら、と思っております。 

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