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中国生活の必需品WeChat(微信): 便利さとプライバシーのジレンマ

中国での生活に欠かせないアプリをひとつ挙げるとすれば、間違いなくWeChat(微信)です。

これがなければ、友人や知人と連絡が取れないばかりか、支払いもできません。

様々な申請もWeChat(微信)で済むことを考えると、もはやWeChat(微信)がない生活は想像できません。

しかし、この便利なWeChat(微信)も、基本的にはメッセージアプリから発展したものです。

日本人にわかりやすく説明すると、WeChat(微信)は、LINEと同じようなものです。

そしてLINEを使っている日本人と、WeChat(微信)を使っている中国人の決定的な違いは連絡先交換に対する敷居の低さです。

スタバでちょっと話が盛り上がっただけなのに、バイバイを言うときには気軽にWeChat(微信)の連絡先を交換しようと言います。

もう二度と連絡するかどうかわからないのに、気軽に連絡先を交換してしまうのです。

わたしはデジタルミニマリストなので、よくわからない連絡先はバンバン消したいほうです。ただ、WeChat(微信)の連絡先を消すのはとても難しい。

それは、アカウント名が良くわからないニックネームであることがほとんどだからです。

YOYOや可爱的猫咪🐈など、誰なのか思い出せないようなニックネームで登録されていることが多いです。

さらにときどき名前がいつに間にか変わっていることもあるので、ますます意味がわかりません。

それで、ちょっと困っています。

解決法として、WeChat(微信)をもうひとつインストールして、アカウントを分けるってことを思いつきました。

そもそも、わたしのスマホには2枚のSIMが刺さっています。それで、それぞれの電話番号で WeChat(微信)を登録し、1軍と2軍に分ければよいと考えました。

2軍には、例えばスタバですれ違った人や、不動産屋さんを登録しておき、時が来ればバッサリと捨てる。

1軍には友人や、担当した学生、仕事上継続的に連絡を取り合う人を登録しようと思いつき、これは良いアイデアと思ったのですがダメでした。

なぜダメだったかと言うと、新規アカウント登録に中国人にQRコードをスキャンしてもらわないといけなかったからです。

もちろん、中国人の友人はいますよ。でも、作業したいときに中国人がいるわけではありませんし、なんだか個人的なことを頼むのが嫌で結局アカウントを作るのを断念しました。

ただ、このアイデアは良いと思っているので、時間があるときに登録している電話会社に行って「中国人の友人がいないので助けてクレメンス」とお願いするつもりです。

久々に身分証の提示を求められて手詰まりになり、この国も変わっていないと感じつつ、セキュリティへの過敏な反応には再び驚かされました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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