中国のとある有名IT企業で日本語クラスを担当することになったお話
昨日、市内のとある有名IT企業の研修室で初級日本語クラスの講師をさせていただきました。
巨大なオフィスビルに群がる人々・・・
どこもかしこも混雑していて、熱気があります。日本語初級クラスに参加した社員たちも、ヤル気があり練習も恥ずかしがらずに参加してくれて、伸びしろを感じました。
参加者たちに仕事のことを聞いてみると、仕事の内容も興味深いし、給料も福利厚生も良いので満足感が高いといいます。
ただ、ハードワークなことは間違いないらしく、996(朝9時から夜9時まで、週6日勤務)は当たり前。場合に寄ってはそれ以上の労働が求められるそうです。
ただ、そんな環境で仕事していても、お昼休みは二時間しっかり取るし、残業の前に、食事をする習慣もあります。
日本で残業となれば、就業時間を過ぎて、そのままダラダラと仕事が続くという印象でしたが、中国では食事で区切りをつけるのが当たり前のようです。
わたしなら、夕食を後回しにして、少しでも仕事を早く終わらせたいと思いますが、決まった時間に食事をすることのほうが中国人にとっては大事なのでしょう。
さて、わたしの日本語クラスは、月曜日の午後7時から8時まで、オフィスに併設されている研修室を利用して行われます。
ほとんどの参加者は食事を済ませて、日本語クラスに参加し、終わればオフィスへ戻って行きます。
ある方は、デスマーチが続いているのでストレスがあるのですが、日本語など普段とは違うことに頭を使うとスッキリすると言ってました。
恐らく、弊社の営業や経営陣は、この日本語クラスを集客手段の一環と考えているのでしょうが、担当者としては、面白くてためになり、できれば毎回使える日本語を教えてあげたいと思っています。
そのために、しっかりと準備して授業に臨みたいという気持ちが強くなりました。
さて、このIT企業のスタッフも、お世話になっている大学院の学生たちも、中国国内で言えば間違いなくエリート層に属します。
彼らは、朗らかで素直であることがほとんどです。
練習しましょうと言うと、一生懸命練習しますし、一緒に読みましょうというと大きな声で読んでくれます。
この素直さがスキルや知識の習得レベル向上に関係あるのではと思ってます。
自分は、恥ずかしがりで、みんなの前で大きな声を出すのも苦手でしたし、コミュ障ぎみで、隣の席の子と一緒に練習するのも大変でした。
もし、子どもの頃から、相手からどう思われるかを気にせず、いろんなことに取り組んでいれば、もっと多くのことを学べたかもしれないなんて思います。
アラフィフにもなって、そんなことに気づいてもと言われるかもしれませんが、気づいてしまったので仕方ない。
今後は、やってみようと思うことに、素直に取り組んでみようと思っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!
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