離職や採用辞退の理由がドラスティックでドラマチックな中国人のお話
弊社の離職率がとっても高いので、毎週のように面接を行います。そして、面接を勝ち抜き職を得た新人社員たちが、突然採用辞退することも少なくありません。
特に優秀なスタッフほど、突然の採用辞退になりやすいです。
面接官としては残念ですが、採用辞退になるのも無理もないと思ってます。だって、能力が高いのですから、他の企業に採用されることもあるでしょう。
そうであれば、少しでも好待遇のところで働きたいと思うのは当然です。そして、優秀な人は決してバックレたりはしません。きちんと連絡してくれます。
ただ、この採用辞退の理由が、とってもドラスティックでドラマチックです。(世代がばれるな)
では、どんな理由で採用辞退されたことがあるか、ご紹介します。なお離職理由も「一身上の都合」などではなく、その嘘本当?って思うほど、劇的なので合わせてご紹介します。
友人が突然事故に遭い亡くなった
もしそんなことが起きたのであれば、気の毒なことです。その友人が親友であれば、心が落ち着かないのもわかります。
でも研修1日目の夜に「友人が事故に遭い、心が落ち着かないので辞めさせてください」と言われても困ります。
この友人が事故に遭ったという理由は、今までも何度か聞いたことがあるので、日本で言うところの親戚に不幸があったと同じくらいの気持ちで使われているのではないかと、疑り深い自分は思ってます。
それにしても、事故死って多いのでしょうか・・・わたしの身の回りでも事故で亡くなった方はいらっしゃいますが、それほど多くはありません。中国は死亡事故多いのでしょうか?
父親や祖父が病気になったので、今すぐ世話に行く
以前にも似たようなケースがあったことを note に書きました。
脳卒中や心臓病で突然倒れるってことはあります。また、手術が必要な病気になってしまうこともあります。
でも、不思議なのは、病気になったと聞いた途端、相談もなしに即座に離職することです。あまりにも唐突なので、ちょっと待って、事情を説明してと言いたくなります。
本人は神妙な面持ちで、今すぐに故郷に帰られないといけないと言い張ります。もうこうなると手がつけられないので、今までありがとうございましたとお別れするしかありません。
こういったことはレアケースではありません。契約更新時以外の離職や内定辞退の理由はとっても具体的で、多くの場合悲劇的なニュースが理由となります。
理由を聞くと、それはお気の毒にと思えますが、あまりにも理由が似通っているので、テンプレがあるのではと思ったり、弊社に採用されると家族が急病に倒れたり、友人が事故に遭ったりするジンクスでもあるのではと思うほどです。
先日の note にも書きましたが、採用担当者は、理由を聞いてあっさりと辞退や離職に同意します。理由は、理由はさておき働きたくないと言ってるのだから仕方ないってことだそうです。
まぁ、その通りです。
さて、わたし現職についてすでに5年ほど経過しています。自分も家族も事故や大きな病気をすることもなく、それなりに暮らしています。ゼロコロナ期間中、家に閉じ込められたりもしましたが、メンタルを病むこともなく、むしろ元気に過ごしていました。
そんなわけで、もしかすると私は強運の持ち主なのかもしれません。そして、離職するときにはドラスティックでドラスティックな理由を準備しておかなくてはいけないのかなと思ったりしてます。
でも、深い感謝と再会を願っていることを誠実に伝えてお別れするほうが、お互いにとって良いことだよなと思ってます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
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