日中コスパ比較:圧倒的なサービス品質と低価格な日本は大丈夫なのかと思った件
明日から日本へ旅行に行きますという中国人女性Yさんと会話授業を行いました。
日本ではショッピングと居酒屋を楽しみたいというので、居酒屋メニューを見せながら、注文する方法などを一緒に練習しました。
そのメニューに刺身三点盛り、五点盛り、七点盛りという記載がありました。
すると、Yさんは「三点盛りというのは、お刺身が3切れって意味ですか」と質問します。
それで、どうして「3切れと思ったのですか?」と質問すると、あまりにも安いからと言います。
ちなみに、使った教材は「いろどり入門」です。
880円は、現在の人民元で44元です。確かに、中国の日本料理レストランで、お刺身を食べようと思ったら44元では、サーモンのお刺身を数枚しか楽しめないでしょう。
それで、Yさんに「三点盛りとは3種類のお刺身を楽しめるという意味ですよ」と言うと、Yさんは目を輝かせ安すぎるとはしゃぎます。
それで、Webから居酒屋チェーン店のサイトを探して、現在のお値段を確認しました。物価高騰の影響を受けて、今は1000円程度まで値上がりしているようですが、Yさんは十分にお値打ちだと喜んでいました。
さてさて、これって日本でお仕事している皆さんにとっては深刻な問題です。
だって、中国から日本に来る人が「コスパすご〜い」って思うってことは、日本から中国に来る人が「コスパ最悪」って感じるってことだからです。
近所の日本食レストランのサイトを確認してみると、サーモンのお刺身(5切れ)で68元(約1360円)ほど、マグロのお刺身は3切れで118元(約2360円)です。
中国に来てまで日本食を食べる必要もありませんが、もし日本と同じものを味わいたいと思うなら、味にもお値段にも満足できないでしょう。
実は日本は食べ物だけではなくて、ブランド品、さらには家賃などのお値段も圧倒的にお安いです。
それで、日本にいる皆さんが高いなと思うモノのほとんどが、外国の人からすれば驚くべきバーゲンプライスってことを知っておくのは良いことだと思います。
そう思えば、日本での暮らしも楽しくなるのではと感じます。
そうそう、日本はコスパが良いだけではなくて、品質も素晴らしいです。街はどこでも清潔ですし、美しい。接客は丁寧で親切。しかもマクド以外でもスマイルは無料です。
こういった気持ちの良い対応や、清潔で気持ちの良い環境は、中国ではなかなか手に入れることはできません。
もちろん、中国でも高品質のサービスを受けることができます。でも、高級品とそうでないモノの差が激しいのが中国。どんなに安いものでも、ある程度の接客が受けられるのが日本です。
ただ、安いのに高品質のサービスを提供していると、そのうち経済的にも、精神的にも、体力的にも無理がでちゃって苦しくなってしまうのではないかなと。
そして、今のサービスレベルを提供できなくなったとき、日本は見向きもされなくなっちゃうのではと心配してしまいました。
そうそう、それと日本のタクシーはとんでもなくお高いというのは、中国人の間でも有名です。
車内の清潔さ、運転技術などを考えると、タクシーの価格って適正なのか持って思ったりしました。どうなんでしょう。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!
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