養成講座だけでも日本語教育能力検定試験合格でも中国では教師ができない件
少し前に日本語教師のビザをとる方法について書きました。
最近Twitterを見ていて、これは・・・その通りと思うモノがありました。
日本国内での就職のことを話してるのだろうと思いますが、これってすごい大事です。養成講座を受ければとか、日本語教育能力検定試験に合格すれば資格としてみなされ日本語教師デビューできるという書き込みをよくみますが、大卒でなければそうとうに就職に苦労します。
では中国の場合はどうなのでしょうか?
わたしが通った大学では卒業する前に必要な授業を受けて試験で合格すれば「日本語教員養成課程」を終了しているという証明書を出してくれます。これをもって外国专家局(就労許可などを監督する政府機関)に相談にいきました。
結果は「学士」「修士」「博士」の資格しか検討しない。これがないなら絶対に「日本語教師」としてのビザをだすことはないという返事でした。
もうすこし突っ込んでみると、学部も専門もまったく関係はなくて、日本人で大卒以上の学歴があれば「日本語教師」としてのビザの申請と就労許可がとれる。
しかし、大卒以上の学歴がない場合、どんなに日本語教師としての経歴があっても、その他の日本国内で通用する資格があっても中国では日本語教師としてのビザを発給しないということでした。
わたしの友人で農学部卒の日本語教師がいます。ビザの申請はとってもスムーズだったようです。ちょっと面白いです。
日本ではまったく逆で、大卒であるだけでは日本語教師として働き始めることは難しく、養成講座や日本語能力検定試験の合格が必要になりますよね。
でも中国で日本語教師として就職したいのなら学部なんて関係なく学士を取得してしまうのが早道です。
中国の大学などで日本語を教えたい場合
大学で講師として仕事をしたいと思っているなら修士、または博士以上の資格が必要なところが増えてきている印象です。
以前は学士での求人も多かったようですが、最近はそうでもないです。これはわたしが住んでいる場所と関係しているかもしれません。東北部や内陸部であれば学士でもOKかもしれませんね。
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ただこの note のタイトルはちょっと極端でして、実は大卒でなくても日本語教育機関にビザをだしてもらい就労許可をえることは可能です。その方法についてはこちらの note を読んで推測してみてください。
さて現在わたしは就労許可の更新中・・・納税証明書の提出なども求められ大丈夫なのかな?ってちょっと不安になってます。こればっかりはなるようにな〜れなので受け入れるしかないです。
ただ引越も計画してすでにデポジットを支払ったので、許可がでないと困るな〜