中国の深圳湾口岸でスマホを調べられた思い出と今後のこと
コロナ前でしたので、2019年頃のことと思います。
香港国際空港に到着し、そこからバスで深圳へ向かいます。香港と深圳市の間には複数のボーダーがあり「口岸」と言われています。
わたしはその日、深圳湾口岸から深圳へ入る予定でした。
香港を出国し、中国に入ります。そして、最後に手荷物検査のためスーツケースを検査機に通します。
すると、係員から別室に来るようにと言われて、個室に通されます。
そこで係員からスマホを出すようにと言われました。その時、わたしが持っていたスマホは5台ありました。
さて、困りました。
ガジェオタですし、端末なんていくつあっても良いと思っていましたが、中国人、しかも税関職員はこの状態を理解してくれるのでしょうか。
係員は当たり前のように、どうして5台もスマホを持っているのかと聞きます。
それで、それぞれ「日本仕事用」「日本個人用」「中国仕事用」「中国個人用」とそれぞれを指さして答えました。
すると係員はにこりともせず、最後の1台はと聞いてきます。
それで「香港用」と答えました。
係員は「多過ぎだろ」と突然ニヤリとして、行ってもよいと解放してくれました。意外にあっさりと納得してくれて助かったと思いました。
どのスマホも新品ではなかったこと、そしてメーカーもそれぞれ違ったので個人用として納得してくれたのかもしれません。
さて、中国でも日本でも捜査当局に協力するという体で命令されることがあります。
身分証の提示をお願いしますって奴です。
あれは任意ですが、応じないと面倒くさいことになります。
応じないってことは、何かやましいことがあるに違いないと判断し、詰め寄ってきます。ですから見せるしかないのです。
友人が中国の警察にスマホの提示を求められたり、中身を見せろと言われたことがあります。
今までは日本と同じく建前上「任意」で要求に応じるということになっていましたが、先日の note にも書いた通り7月1日から現場の担当者が緊急性があると判断した場合、強制することができます。
建前が取っ払われてしまったわけです。
それは大変良くない状況です。建前を脱ぎ捨てたってことは、今までボンヤリさせていた自分たちの凶暴性を隠すつもりがなくなってことだからです。
では、今後どうすれば良いのでしょうか。
端末に、見せたくないモノは保存しないという方法しかありません。
スマホ、とくにiPhoneを使いだして、これぞ自分が望んでいた第二の脳で、なおかつ秘書だと思っていた自分が、デジタルデータの保存方法を大きく変更しなければならないのは面倒ですが、仕方ないことです。
どんな方法が良いのかわかりませんが、情報を整理していこうと思っています。
ただ、見られてまずい情報なんて、ほとんど存在しないんですけどね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日
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