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ゲノム編集食品について一考察【投げ銭の方法付き】

10月1日のいんやくさんの勉強会の前の、
ゲノム編集についてのリレー投稿です。
読んでください!!

リレー投稿 第2回 「ゲノム編集食品について一考察」(間 司)


トマトのGABA成分、多ければ良いもの?

 トマトのギャバ成分はトマトが若いうちには多くて、成熟してくると少なくなると言うことです。それにはそれなりの理由があるはずですよね。近所のぎんなん農家の収穫の時期が始まり、たくさんお裾分けをもらうのですが、「食べ過ぎるのは良くないらしいから気をつけて」と一言付け加えられます。「種になるものは、食べられて無くなってしまわないよう、自分を守るために毒を持っていると言うことらしいですよ。」ジャガイモのソラニンにしても同じ事でしょう。うちは鶏を飼っていますが、蛋白源として大事だが、大豆は生ではたくさんやらないようにと言うのが飼育書にはあります。

 これらのことは、自然生態系のバランスにとって不可欠の要因のはずです。豊富な生態系が維持されいわば共存共栄出来るのは、お互いに干渉し合いながらも、防御し合っているという、長い間に作られた関係性があるからです。人間の食べるという行動も、本来その中のひとつにすぎないはず。


目に見えないミクロの世界の大変換

人類の活動が地球に及ぼす影響はすごく大きいというのは、温暖化や森林破壊の実態に触れて、誰でも実感していることでしょう。ところがミクロの世界での大変換については、見えない世界のことでよく分からないし、一般の人は無頓着なまま、一部の利害関係者の情報だけが先走っている現状があると思います。ゲノム編集食品や種は不表示で流通しても構わないという主張はその典型です。


急速に失われている「タネ」

 「人間は農業の発明で初めて現人口の維持が出来るようになったのであり、農業は人類史最大の発明です。」と長野先生(東海大学農学部元教授)はいわれました。しかし農業における豊かさの根拠ともいうべき種の事で言うと、この100年間で在来種と呼ばれるものの70パーセントから90パーセントが失われてしまったと言うことです。特に、種苗会社の寡占化が進み、F1種子と遺伝子組み換えの登場以降は、ものすごいスピードで在来種は減り続けています。ゲノム編集が増えて行くにつれこの傾向は加速されるでしょう。

これは人間が生存するための上手な適応なのか、それとも根本的な貧困化なのか、よく考えてみる必要があると思います。私はもちろん貧困化であると考えます。難しいのはその認識をどう共有化し広めていくかです。


ゲノム編集、動物だったら?

 ゲノム編集についていうと、その不自然さは植物の事では、まだいまいち良く見えませんが、動物の事となるとすごく分かりやすいです。肉の多いマダイは筋肉の成長を制御する遺伝子の破壊。大きくなるトラフグは食欲をコントロールする遺伝子を破壊。回遊魚である鯖を養殖で共食いしないようにするには、回遊に不可欠な浸透圧調整の遺伝子を破壊してみたらおとなしくなった。

 要するに遺伝子を破壊して、自然の状態と真逆の特定の奇形を作り出し、それを増産するというものです。そんなものを、安いから、多いからといって食べたいと思うかどうかです。この点で聞いてみれば、殆どの人は「そんなものを食べ続けたくはない」と答えると思います。


一般作物にゲノム編集作物が混ざってしまう懸念

 もう一点はこれらのものは、事故であったり、嵐であったり何かの拍子に養殖の枠を超えて自然界に紛れ込んでしまうことは明らかです。これは植物も全く同じで、ゲノム編集ギャバミニトマトも開放系で栽培されていますので交雑不可避というべきです。このような人為的な遺伝子の交雑の将来的影響は未知のもので、本来慎重を期して交雑することを避けるというのが本筋でしょう。この点も共通理解は得やすいのではないかと思います。


情報戦略に対するには、わかりやすく伝えること

 科学的内容では難しすぎるとか、未知の領域が多いとかでなかなか説明出来るものではないし、農薬の毒性のように目に見える被害が出ているわけではないので、ゲノム編集のことは否定するのが難しい。また、ものすごい情報攻勢(それも巧妙に嘘をちりばめてある)のなかで、これからどんどん進められそうで、普通の人はなんとなく肯定的にみていて、反対しづらい側面があります。とにかく分かりやすく、伝えていく工夫が必要です。



10月1日学習会のお知らせ

くまもとのタネと食を守る会」では、10月1日、「OK シードプロジェクト」事務局長の印鑰智哉さんを招いて勉強会を企画します。
Zoomによる勉強会で参加無料(投げ銭方式※詳細下記)です。

※「OK シードプロジェクト」はゲノム編集種苗・ 食品に懸念を感じた市民が立ち上げた共同プロジェクトです。
https://okseed.jp/aboutus/

かなりわかりやすくて良い勉強会になるはずです。ぜひ参加してください。
視聴 URL:https://us02web.zoom.us/j/82679080571

ぜひご参加ください!(クリックでZoomが開きます)


投げ銭の方法について

今回のいんやくさんを招いての勉強会は参加費無料、視聴URLからどなたでもご覧いただけますが、とても良い内容なので投げ銭という形で応援を、ぜひお願いします!! m(_ _)m

方法は3つあります。


方法1 銀行振込み

ゆうちょ銀行からお振込の場合 【記号番号:01780-0-172287】 
他の銀行からお振込の場合 【一七九店 (当座)0172287】

まで、お願いします!


方法2 クレジットカード(またはPayPayや携帯キャリア決済)で、このnote記事を有料購入する

①このページを下にスクロールしていって、「記事を購入する」という緑のボタンをクリック

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③クレジットカード、PayPay、携帯キャリア決済の中からお好きなものを選択して、決済をお願いします。

※今回は有料記事部分には何も記載していませんので、購入後に読めるものが増えるわけではありません。ご了承くださいm(_ _)m


方法3 クレジットカードで、Amazonギフト券を送る(Amazon会員の方)

https://www.amazon.co.jp/dp/B004N3APGO をクリックして購入ページへ行く 
(または、Amazonの中から「ギフト券 Eメールタイプ」で検索)

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④くまたね側は、贈っていただいたギフト券の金額だけ、Amazonでお買い物することができます。今後の催し等で必要になる物品の購入にあてさせていただきます。


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