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ようやく気づいた。僕はデブ。
最近、気づいたことがある。僕はデブだ。
僕の身体は肩幅がり、胸板も少しある。腹は少し出ているかもしれないが、デブではなないと思っていた。むしろ、セクシーとカジュアルのバランスがとれている身体だと思っていた。
それは大きな勘違いだった。
僕の趣味は、温泉やサウナである。週に必ず2回は温浴施設に行っている。
そこで、他の男の人の身体と自分の身体を見比べて、ようやく気づいた。僕の身体はセクシーとカジュアルのバランスなどとれておらず、シンプルなデブだった。
明らかに、胸はたるんでいて、腹も出ているというより、乗っかっている。
最初のうちは、比べる人がたまたまいい身体名だけだと思っていたが、いろんな人と比べても、僕の身体は明らかにだらしない。
違和感を感じたため、温泉上がりに体重を測ることに。数字に現実を教えてもらおうと、体重計に乗ると、体重がなんと72キロ。ちなみに身長は167センチ。
これは完全にデブだ。逃げようのない現実を突きつけられた。
僕は、正直デブを少々軽蔑していた。デブはたまたまなるものではない。
自分の感情と行動をコントロールできていないからなるもの。しっかりコントロールさえできていればならない。デブは自己責任。
まさか、自分がデブになると受け入れがたい現実だった。
なぜ、そんなことになってしまったんだろうか?自分のことを振り返ると、思い当たる行動がありまくりだったからだ。
僕は、毎日夜になるとスナック菓子を2袋かBIGサイズを1袋を必ず食べる。
完全にスナック菓子中毒者である。20代の頃はいくら食べても、太らなかったため、そんな意識のまま、これまで生きてきた。だけど、身体は歳を重ねている。
冷静に考えると、ヤバいに決まっているが、まったくヤバい意識はなかった。
デブの人を軽蔑しながら、デブになる習慣を日々繰り返してしまっていて、デブになってしまった。愚かの極みだ。
大したスキルもない、金もない、に加えてデブになってしまった。
しかもこれから夏が始まり、薄着の頻度が増え、誤魔化せなくなる。
僕の人生よくなるどころか、どんどんなってはいけない方向に向かっている。
温浴施設の休憩するソファで深く落ち込んだ。デブは周りの人に、自分は不健康だということを伝えており、第一印象もあまりよくない。デブは病気のリスクも上がる。目先の快楽ほしさにスナック菓子を食べている場合ではない。
僕は決意した。ダイエットをしようと。
見た目と健康は人生を生きやすくする上で超重要。僕はこのままで終わるわけにはいかない。なんとしてでも痩せねば。
なので、まずスナック菓子を今日からやめる!
健康は勝手になるものではない、自分で掴みとらねば!
…やっぱり明日からやめよう。
自分で自分の先が思いやられる。