夜中のお絵かき、制作を進める。制作日記と、大好きな本、尊敬するファーブル博士について。
飛行している時の足の位置、
形とかが、描いていて、面白いです。
きちんと、バランスを取ったり、前足、中足は、畳まれ、空気抵抗がないようにしていたりします。
刀の部分、凝らしを描き込む。
江戸時代にも、虫が好きなお侍さんがいた。
いろいろ、検索してみると、身の回りの品々に、虫がモチーフとして、用いられているものが多く、とても、嬉しかったです。
ツバや、鞘に、虫を彫り込んだり、装飾に使っている、。
お洒落。
ペン入れに入る。
今回は、太めのペンを輪郭に使用。
少し、緊張します、。
僕が、今回、この絵のアイデアを得たのは、尊敬するファーブル博士の昆虫記からです。
子ども向け翻訳編集版6巻を読んだのち、完訳版(全10巻)を読んでいます。
この蜂さんは、ツチスガリというカリバチ、土蜂の一種ですが、土蜂を観察する時、ファーブル博士は、何時間も、佇んでいたそうです。
そこを、ブドウを育てている人たちが、行き来する。
博士は、彼らが
「かわいそうに、◯カだね、」
と、話すのが聞こえました、。
「自分は、虫に、理性があるか?」
と、研究しているのに、人からは、理性がないと思われると、昆虫記に、記しています、。
虫の観察だけでなく、鉱物、植物学も
研究していたファーブル博士は、
虫かごに加え、様々な採集道具を携え、
野山を行き来しました。
そのため、警察組織の山林監巡査からは
「密猟、不法侵入」
をしていると、嫌疑をかけられ、
連行されたことも、。
ファーブル博士は、
フランスの最高栄誉の叙勲
「レジオン・ド・ヌール勲章」
を受けていました。そのため、巡査からの誤解も、解くことができたといいます、。
ファーブル博士は、経験から、そのような、要らぬ誤解を逃れるため
「勲章の略式リボンを常に服装につけ」
るようにしていたとのこと、。
昆虫記の完訳版には、子供向け編集版と違い、博士の体験した多くの苦労話が記されています、。
↑彼が携行しているのも、もちろん、ファーブル昆虫記。
僕が大好きな虫のことを知れるのは、それをお絵かきに使えるのは、
熱い心で、虫を見つめ、老齢になっても、貧しくても、誤解されても、
研究してくれた博士のおかげ。
ファーブル博士に、敬意を表します。