「こうして私は53歳で、また東大生になった」平岩正樹著。東大受験の体験記としても、有効。飽くなき向学心と熱意。他人の人生を擬似体験する読書の醍醐味を味わえる一冊。
読書の面白いのは、他人の人生や、環境、
考え方を疑似体験したり、閲覧できること。
がん医療のベテラン医師が、勉強のやり直しを決意し、
母校東大に、再受験し、2回目で、合格。(著者は、東大入試を計3回、突破している)
僕が特に好きなのは、
「最近、今の学生は、勉強しない」
と言われるが、東大の学生は、自分が学んでいるときより、
むしろ、優秀と、冷静に評価している点。
僕には、東大に受かる脳も、ましてや、
そこに、何回も戻って、再受験し、受かって、学ぶまでの向学心はない。
でも、そんな生き方をしている人もいる(本書は、そんな人の考えや、経験、人生を擬似体験できる読書の面白みも感じることができる)
著者は、東大を卒業したが、
53歳で、再受験したときは、落第も経験している。
その時、落ちた人や、合格できなかった人の気持ちも、
噛み締めている、。
世の中、勝者だけではない、、
そういう人たちにも寄り添っている、そこも、魅力を感じる、。
がん医療の現場にいる経験から、
人生、寿命は、平等ではない。
やりたいことは、今やれ!
後悔した生き方をするな!
とも、熱意をもって伝えてくれている、。
この本は、東大を目指す人には、資料としても、価値がある。
著者が利用した通信教育や、
受験に使用したテキストも、細かく評価。
参考書の著者のスタンス、熱意まで、分析している。
受験勉強の参考にもなると思う。
全体を通し、向学心や、
学ぶことへの尽きることない熱意が、伝わってくる、。
学ぶことの意味、学ぶことの苦しさも兼ねての楽しさも、自然と、感じることができる。
子供の頃から、絵を描くことが大好きです!オリジナルキャラのペン画を制作しています。いい絵を描ける日が来ればいいと思い、日々、制作しています。ニュージーランドにつながるための道としての英語学習、TOEIC900点トライ!も、継続中です。サポートしていただけたら、ありがたいです!!