バイトアプリとジャッジしないされないことの心地よさ
単発バイトアプリをいくつかダウンロードしてみて、驚いたのが「タイミー」の採用方法。
何と、バイトに申し込み=即採用というシステム。
即時マッチングだと、雇用者側にリスクがあるのでは?と思ったけれど、相
互評価システムで、問題行動があればポイントが下がって利用できなくなったり、バイト側も評価を見てバイト先を選択できる。
従来の求人方法がヤフオク式なら、タイミーはメルカリ式。
これまで派遣会社のアプリは使ってたけれど、派遣会社は、単発バイトですら「応募→(派遣会社の人が)選考→採用通知」と一般の就職とほぼ変わらない手順を踏む必要があるんですよね。
申し込んでから返事が来るまでタイムラグがあるうえ、待った後の「不採用」の絶望感。
単発バイトで選考が必要?と思うけれど、おそらく「いい人が来たらスカウトしたいからできるだけ若い人がいい」とか「交通費別途だからできるだけ近くの人」とか、おそらく内々で選考基準があるんだとは思う。
分かってはいても、誰でもできそうな仕事なのに、しかも会ってもいない人に拒否られる自分って… 何度も繰り返していると、全人格を否定されたような気になってくる。
ニートや引きこもりの気持ちが身に染みて分かる。働くのがイヤというよりも、誰かに品定めされたり、「採用/不採用」とジャッジされるのがイヤなだけな人も多いと思う。無面接無選考なら、外に働きに出たい人も増えるのでは。
これからは、家にいても収入が得られて、AI化で人手はいらなくなる社会になっていくのだろうけど、新たに「運動不足だから明日はウーバー」「誰か人間と話したいからちょっとバイトいってくる」と、スキマバイトには新しいニーズが出てくる気がします。